ナンバー2(ツー)が会社をダメにする
発売日
2008年09月12日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-70222-3

ナンバー2(ツー)が会社をダメにする
「組織風土」の変革

著者 岡本浩一著 《社会心理学者、東洋英和女学院大学教授》
主な著作 無責任の構造』(PHP研究所)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 組織の不祥事はなぜ跡を絶たないのか。社会心理学の視点から「権威主義」「属人主義」の問題点を指摘。あなたの会社は本当に大丈夫か。



 コンプライアンス(法令遵守)が声高に叫ばれても、組織不祥事はなぜ絶えないのか。それは、組織には個人の倫理観や使命感を超えた力学が働いているからだ。そのメカニズムを知り、危機回避に努めるのがナンバー2の役割である。著者は政府の調査委員として数々の事故、不祥事の原因究明に従事した社会心理学者。職場にはびこる「権威主義」や「属人思考」の問題点を指摘する。権威主義とは、教条やカリスマ的人物を物事の善悪判断にする考え方。属人思考とは、物事を是々非々で論じるのではなく、「誰が」言ったか、やったかという<人>情報を過大に重視する考え方である。具体例をあげれば、次のような職場は危険だという。「“鶴の一声”がよく起こる」「身近な偉業者を褒め称える」「滅私奉公が評価される」「曖昧さの受容ができない」等々。そして、そのような組織風土を刷新する処方箋を提案する。あなたの会社は大丈夫か。誰もがナンバー2になりえるからこそ必読!