若者、バカ者、よそ者
発売日
2012年08月10日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80681-5

若者、バカ者、よそ者
イノベーションは彼らから始まる!

著者 真壁昭夫著 《信州大学教授》
主な著作 『最新 行動経済学入門』(朝日新書)
税込価格 858円(本体価格780円)
内容 固定観念にとらわれない若者。枠組みに収まらないバカ者。いままでのやり方を知らないよそ者。彼らからイノベーションは生まれる。



 行き詰まった日本を変えるにはどうすればいいか。その答えは、いままでのやり方を変えることだ。家電メーカーの業績不振は、中国や韓国メーカーの技術的なキャッチアップと円高によるものだろうが、変わらない企業の側にこそ問題がある。では、具体的にどうするか。

 人が変わらなければ、結果が変わらない。著者は、過去の成功体験に頼らないで組織を改革するには、「若者、バカ者、よそ者」の力が必要だと説く。つまり、強力なエネルギーを持つ若者、旧来の価値観の枠組みからはみ出たバカ者、組織の外にいて従来の仕組みを批判的に見るよそ者である。

 本書はシュンペーターのイノベーション理論をわかりやすく解説し、元気のない日本企業と社会を活性化することを目的にしている。新製品の発明・発見、新市場の開拓、新しい産業組織の実現など、いま日本に求められているのは、まさに創造的破壊なのだ。経営者、管理職層に読んでもらいたい一冊である。