この国はなぜ被害者を守らないのか
発売日
2013年06月14日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-81321-9

この国はなぜ被害者を守らないのか
子ども被災と薬害エイズ

著者 川田龍平著 《参議院議員》
主な著作 誰も書けなかった国会議員の話』(PHP研究所)
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 「薬害エイズ事件」から日本は変わっていない。「子ども・被災者支援法」をめぐる紆余曲折を描きながら、この国の構造的腐敗を断罪する!



 日本中が団結し、国家を動かした薬害エイズ裁判からもうすぐ20年。当時、初めて実名を公表し、原告として闘った川田氏は、社会を変えるには政治しかない、と国政の場に立った。しかし東日本大震災のなかで彼がみたのは、あのときから何も変わらないこの国の姿だった。

 放射能の被害から子どもを救うため、超党派で成立させた「子ども・被災者支援法」に、なぜ国は予算をつけないのか。そこには利益のため、いのちが簡単に切り捨てられるカラクリがある。

 時代は変わるのではなく、変える――。日本の未来を担う「子ども」を守り抜くために、私たちができることとは?

 プロローグ いちばん守りたいものは何ですか?

 第1章 薬害、公害、原発事故。すべては同じ根っこから

 第2章 立法の場に挑む

 第3章 いのちを守れ!

 第4章 いのちを守る法律はこうしてつくられた

 第5章 政治家の動かし方

 エピローグ 未来を生きるすべての子どもたちへ