暮らし・実用
孫ができたら読む本
孫と家族とムリなく上手につきあうコツ
孫やジュニア世代とどうつきあえばいいのか。孫のしつけ方から援助の仕方まで、賢い対応のコツ満載のジージ&バーバお助け本。祖父母にこそできることを痛快に解説しています。
| 著者(肩書) | 宮本まき子《オフィス・ミヤジン代表》 |
|---|---|
| 主な著作 | 『「熟年離婚」より「孫育て」』(東京新聞出版局) |
| 税込価格 | 1,260円 (本体価格:1,200円) |
| 対象 | お孫さんのいる方 |
| 頁数/仕様 | 200ページ / 縦:21cm 横:14.8cm |
| 初版 | 2008年3月 |
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[いろいろありましたねぇ、私たちの人生には]
一般に一九四七年から一九四九年までに出生した約八〇〇万人をさして「団塊世代」と呼びますが、前後をはさんで一〇年間を「熟年世代」と総称してもいいでしょう。
思えば激動の時代でありました。数年ごとに似たような社会経験や傾向を持って人生を推移した「団体さま」の、そのまた集合体ですね。「塊状」だからといっても全員が同じタイプであるはずはありません。でもよくある共通点として、戦中生まれは多少保守的、慎重派のところがあり、なんといってもガマン強いのです。団塊世代はよく言われるように競争心が強く、自己主張するわりには自立心や責任感が乏しく、一見革新派のようでありながら、実は前の世代にひきずられた保守派です。
(中略)
[伝統・生きざまを次々世代に伝える役割をしよう]
教え子の大学生たちにアンケートをとったとき、祖父母と同居、あるいは近くに住んでいて世話をしてもらったケースのほぼ全員が「人づきあいが上手なほう、苦にならない」と答えていました。人間関係の機微を生活の中で自然に覚えていったのでしょう。挨拶の仕方、家事や農作業、囲碁、将棋や剣道など、学校では習わない仕事や遊びを祖父母から教わった子が多く、それは振り返ってみれば「自分の内面の強さや辛抱強さ、几帳面さ、優しさを育てた」と思うそうです。社会で雑多な人間と出会えない分、祖父母の存在は貴重なものになってきました。
(中略)
学齢期が長くなって、柵の中の羊のように囲いこまれて、親と教師以外の大人を知らずに社会に出るのではあまりに気の毒です。お伽話が終わった頃からが、祖父母の出番と言えるでしょう。 (「まえ書きにかえて」より抜粋)
【第1章】あの頃とどこが違う? 今どきの子育て
[その1]孫ができたら……クールで賢いジージ&バーバの対応
・娘に孫が生まれるときは婚家を疎外しないように
・里帰り出産でなくても「床上げニ〇日」は守りたい
・産褥期の世話を他人に頼むこともアリかも
・息子に孫が生まれるときはヨメの言い分を最優先して
[その2]「内」も「外」も区別なく
・内孫と外孫、この違いをどうしよう?
・区別をつけたがるのは祝い事のときに多い
[その3]イマドキ子育てに理解を!
・時代もテンポも大違い、イマドキの子育ては大変なのだ
・新米ママの本音とため息をわかってあげよう
・熟年バーバは過去は過去、現在は現在で頭を切り替えよう
【第2章】今どきの父親・母親を理解する
[その1]オソロしきディスプレー家族
・家庭は他人を入れない場になった
・モメない結果、生まれたものは……
・娘よ、ヨメよ、家族はもっとモメなさい
・孫をどんどん連れ出そう
[その2]新米パパへのメッセージ
・息子よ、ムコよ、パパのお仕事を楽しんで
・新米パパたちよ、熟年ジージの轍を踏むなかれ
[その3]ジージ&バーバのベストな関わり方
・祖父母がみんな育児のベテランというわけではない
・よその孫育てを他山の石にすべし
・まずは自分の生活を立てる
・モーレツ・キャリア娘を応援する熟年バーバのトラウマ
[その4]親・子・孫をしっかり分ける
・今どきの親たちにわかってほしい「世代間境界」の重要性
・「年齢順」はわかりやすい社会の秩序だった
・バリアフリーをやめ、子どもを子どもの居場所へ戻そう
・パパ&ママもジージ&バーバも、みんなで微妙に手抜きをしよう
【第3章】ジージ&バーバの孫育て
[その1]不肖三代目の子育て〜しつけの原点に戻る
・今さら聞けない「ところでシツケって何?」
・ジュニアがシツケに戸惑うのは熟年世代に責任がある
・「孫育て」はジージ&バーバのオリジナルモードでやろう
・円満のコツは熱意を空回りさせないこと
[その2]子どもはほめて、ほめて、ホメ殺す
・成長に大切な四つの欲求
・欧米式育児法で育ててみたものの……
・ジジババだからこそ無責任にほめよう
[その3]食卓で育むマナー
・「わたしにしかできないこと」を孫に教える
・三食きちんと食べる習慣づけをしよう
・ちゃぶ台文化は「楽しいコミュニケーションの思い出」
[その4]自尊心が思いやりにつながる
・優先席論争の論点はルールではなく自覚の問題
・「ちょっとつらくても自分ならできる」の自信を持たせよう
・「エニィ・ボランティア?」に応える自尊心を持たせる
[その5]老いてこそできることを
・熟年世代は教わったのに、教えそびれた「長幼の序」
・教育ジージ&バーバは歓迎されないこともある
・小さなときからアタマの体操、自力解答力をつけさせよう
【第4章】祖父母にこそできることは?
[その1]今どきバーバの孫とのつきあい方
・怪獣ババゴン対自己チューママ。火花が散ったら撤退する
・今どきのバーバは忙しい。日がな一日子守はできません
[その2]バーバの力でとり戻そう「ご近所づきあい」
・熟年バーバの活躍で人的セーフティーネットを復活させよう
・かつてのご近所づきあいを再現させるだけでいい
[その3]受け継がせたい大切なもの
・何気ない祭りの一瞬にも「生活文化の伝承」がある
・熟年世代は一日ひとつ、忘れかけた記憶を呼び戻そう
・「まっとうさ」とは普通に暮らすサバイバル力である
[その4]苦言を呈せるジジババになろう
・精神論だけで語れないニートの現況
・孫をニートにしないために苦言を呈する
・子育ての最終目標は、どんな状況下でも生き抜ける社会的自立
[その5]ささいなことも、いつか孫の宝になる
・まず食べるための第一次産業の体験をさせよう
・「労働は不可欠」の環境作りをしよう
・熟年世代は自分自身の歴史を孫に伝えよう














