料理
身近な素材ですぐできる
手づくり健康常備食
梅びしお、鉄火味噌、酢昆布、トマト寒天、手づくりスポーツドリンク……。一品足りないとき、体の調子を整えたいときにすぐに出せる、作り置き可能な常備食レシピを紹介しています。
著者(肩書) | 榊玲里《管理栄養士》 |
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主な著作 | 『自然治癒力を引き出す 子どもの「食養生」レシピ』(PHP研究所) |
編集等 | |
税込価格 | 1,430円 (本体価格:1,300円) |
対象 | 一般 |
頁数/仕様 | 112ページ / 縦:21cm 横:14.9cm |
初版 | 2008年12月 |
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◆「食べる」ということ
「食生活には気を配っているのに体調がよくない」「健康的にといっても何をどのように食べればよいかわからない」――。私たち管理栄養士は、日々の栄養相談を通して健康に悩む多くの方に出会います。相談に来られたある女性は、比較的バランスのとれた食事をとっているにもかかわらず高血糖症を患っており、詳しく尋ねてみたところ、体にいいと信じて毎日必ず1本、市販の栄養ドリンクを飲んでいることがわかりました。その習慣をやめていただいたところ、ドリンクに含まれる糖分が余分だったようで、症状は改善されました。
近年特に、ある特定の食品や栄養素に注目が集まりがちで、それさえとっておけば健康になる、やせられるといった誤解が生まれやすい状況があります。市販のサプリメントなども大変便利なものですが、原材料の品質管理が不十分なものが出回っていたり、また、過剰摂取のリスクも無視できません。
私たちの体内に取りこまれた栄養素は、ほかのさまざまな栄養素と相互に作用して初めて効率よく働くことができます。人工の栄養素を単体でとったり特定の食品のみを食べるよりも、さまざまな食材を、精製度の低い米や皮つきの野菜を選ぶなどしてできるだけまるごと食べるほうが、体にとって負担が少なく安心で、ビタミン、ミネラルなどもまんべんなく摂取できます。
本書では、身近にある食材を使ってつくる「健康常備食」を多数紹介しています。かんたんでおいしく、明日の健康のためにすぐに取り入れていただけるものばかりです。また、基礎知識として、体にいい食材の選び方や健康を支える食べ方についても触れました。みなさんの健康維持に役立てていただけることを願っています。
【1章】体にいい食材でつくる おすすめレシピ
〈食材の選び方〉
■梅干しでつくる
梅醤番茶/梅干しの黒焼き/梅びしお
■ごまでつくる
黒ごまジャム/手づくりごま塩/ごまたっぷりドレッシング
■小魚でつくる
桜えびのふりかけ/じゃこがらめナッツ/ちりめんじゃこのせんべい
■くずでつくる
りんごのくずゼリー/ごま豆腐/梅干しのくず湯
■しょうが&しそでつくる
ジンジャージュース/黒糖しょうが/赤しそジュース
■ねぎ&にんにくでつくる
にんにくオイル/玉ねぎドレッシング/青ねぎの醤油漬け
■大豆でつくる
酢玉ねぎ大豆/大豆スナック/豆腐マヨネーズ(プレーン&カレー)
■根菜類でつくる
鉄火味噌/手づくり干しいも/大根おろしのスープ
■ドライフルーツでつくる
プルーンのワイン煮/マンゴーの豆乳ヨーグルト風/手づくりグラノラ
■乾物でつくる
麩のふりかけ/切り干し大根の酢漬け/干し椎茸のスープ
■海藻類でつくる
のりの佃煮/韓国のり/酢昆布
■そのほかにも
味噌玉/手づくりスポーツドリンク/自家製なめたけ
【2章】体にいい方法でつくる おすすめレシピ
〈調味料の選び方〉
■酢に漬ける
プチトマトとセロリのピクルス/きのこの和風ピクルス
■味噌に漬ける
ごぼうとこんにゃくの味噌漬け/ささみの味噌はちみつ漬け
■はちみつに漬ける
ゆずはちみつ/きんかんはちみつ/青梅はちみつ/大根はちみつ
■寒天でよせる
トマト寒天/豆乳寒天/グレープフルーツ寒天
■氷菓をつくる
アボガドアイス/パイナップルとキウィのシャーベット/甘酒あずきバー
■ローフード&ドリンク
バナナと豆乳のミックスジュース/しょうがたっぷり甘酒
【付章】健康をつくる食べ方の基本
・「健康常備食」の、その前に
・とりすぎないで健康になる
・ライフステージ別に見る食事の手引き
・家族の健康管理に役立つ栄養データ
・症状からさがす「健康常備食」
お電話でのご注文、お問合せも承ります。
PHP研究所 通販普及課 075-681-8818