頁数/仕様
192ページ / 縦:18.8cm 横:12.9cm
初版
2012年1月
在庫
在庫あり

子どもの気になる性格はお母さん次第でみるみる変わる

なぜ、この子はこんなに頑固なの? 素直じゃないの? 飽きっぽいの? など、子どもの気になる性格は、親のとらえ方・接し方次第でグンと変わります。上手な導き方を解説しています。
著者(肩書) 秦野悦子《白百合女子大学教授》
主な著作 『保育のなかでの臨床発達支援』(編著・ミネルヴァ書房)
税込価格 1,296円 (本体価格:1,200円)
対象 幼児~小学校低学年の保護者
頁数/仕様 192ページ / 縦:18.8cm 横:12.9cm
初版 2012年1月

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もし、「子どもの性格はすべて親の育て方で決まる」と言われてしまったら、あなたはどう感じますか?
そうであれば、子どもに対してとる毎日の一挙一動が、取り返しのつかない結果につながる可能性があり、親の責任はあまりにも重大です。
しかし、そこまで単純に決めつけられないということは、これまでの発達心理学の研究により明らかになっています。また、子育てが思いどおりにいかないことは、子どもが生まれたときから親は経験済みで、親の育て方云々の前に子ども自身の強い個性があることを日々実感していることでしょう。
子どもの性格が形成されていく過程には、さまざまな要因が影響します。そのひとつとして、「親の育て方が子どもの性格に影響を与える」というのは間違いのない事実でしょう。そしてその育ちの過程において、親から子どもへ影響があるのと同様に、子どもから親にも影響があるものです。性格とはこのように、育てる者と育てられる者が相互的に影響しあうものであり、親から子どもへと一方的に影響するものではありません。本書は、「親の育て方が子どもの性格に影響を与える面もある」という立場に立って、子どもの性格と子育てについてとらえ直してみようとするものです。

親から見て“困った”と感じる性格の子どもを、「しょうがない子」「悪い子」と一方的に決めつけたり、親のほうが疲れ果てて無力感におちいったりしなくていいのです。子どもとのコミュニケーションがどうもうまくいかないというときは、親子のどちらかの性格の問題ではなく、親子のあり方が知らないうちに固定化してしまっている可能性があります。それは、思春期だけの問題ではなく、児童期にも、幼児期にも見られることです。
本書を、いま一度子どもの性格を見つめ直すきっかけにしてみてください。 (「まえがき」より)

【第1章】子どもの性格はこうしてつくられる
(1)性格はどうやってつくられるのか
・人との関わりでつくられる性格 
・関わり方によってつくられる性格
・親子の関わりでつくられる性格 
・環境や文化によってつくられる性格
・社会によってつくられる性格 
・役割によってつくられる性格
・生まれつきもっている特質
・ストレスも性格に影響を与える

(2)親の性格が子どもに影響する
・親子関係と子どもの性格
・テレビの見方にあらわれる親子の関わり方
・親の性格が育て方にあらわれる
・親に必要なバランス感覚
・自分の性格を認めましょう

(3)子どもの性格に親が一喜一憂するワケ
・子どもの性格が受け入れられないのはなぜか
・きょうだいの性格の違いへのとまどい
・親の期待を押しつけすぎない

【第2章】子どもの性格は親次第
(1)親自身の性格を知る

(2)子どもの性格を知る
・大人がとらえる子どもの性格
・子どもの性格は見方によって変わってくる
・優劣ではなくひとつの特徴ととらえる
・あばたもえくぼ、えくぼもあばた
・子どもの性格を多面的にとらえる
・性格をとらえる複数の基準値をもつ

(3)親と子の性格の組み合わせで親子関係は変わる
・親の性格タイプは? 
・子どもの性格タイプは?
・親と子の性格の組み合わせ

(4)親がつくるきょうだいの性格
・「親として」変化していく
・家庭内の役割によって与えられる性格
・長子(第一子)
・末子(末っ子)
・中間子(真ん中の子)
・ひとりっ子
・ひとり親家庭の子ども
・おばあちゃん子

【第3章】こんな性格、どうしたらいい?
(1)どうすればいい? 子どもの気になる性格
・子どもの気になる性格をつくる三つの要素
・子どもの気になる性格をリストアップする
・なぜ気になるのか――イライラの原因を探す
・どうしたいのか“ゴール”を定める
・変化していく育児と生活環境

(2)望ましい性格をより強く伸ばすために
・「好ましい性格」に変えるより、個性を伸ばしましょう
・好ましい性格を伸ばす親のひと言
・感情を言葉にして相手に伝える
・大人びた「いい子」を求めすぎない
・あったかいスープのひとときを

(3)「困った性格」と決めつける前に
・自分で自分を「悪い子」だと決めてしまう
・心の悩みが体にあらわれる
・乱暴さの裏で受けている抑圧
・がんばりすぎる“いい子”
・気持ちの切り替えができにくいときもある
・いじめられる子には共感を示す

(4)どうしたらいいの、こんな性格
◆自己主張系
・乱暴/キレる
・消極的/引っ込み思案
・反抗的/素直でない
・頑固/負けずぎらい
・自分のことを自分でしない

◆動作(行動)系
・動作がのろい
・あきっぽい
・慌てんぼう
・落ち着きがない
・神経質/気むずかしい

◆友だち関係系
・意地悪/いじめをする
・いじめられる
・他人と話せない(内気・恥ずかしがり屋)
・思いやりがない

(5)〈場面別〉ガミガミ言うより、ずっとよく効く対処法
・のんびりしていて登園・登校時間に間に合わない
・嘘をついた
・親に暴言を吐いた
・食べ物の好き嫌いがある
・友だちにいじめられた
・大きくなったのに甘えてくる
・ゲームをしていて寝るのが遅くなる

(6)〈悩みごと別〉くどくど言わずに済む“とっておきの叱り方”
・友だちともっと遊びたいとぐずる
・おもちゃを出しっぱなしでだらしない
・「ダメ」「イヤ」を連発する

【第4章】好まれる性格に導くお母さんの心得
(1)子どもの心の育ちにあった関わりを
・抱きしめたり、ほおずりしたり、スキンシップを 〈三歳頃まで〉
・基本的生活習慣はまねから学ぶ 〈三歳から六歳頃まで〉
・個性を尊重し、期待して伸ばす 〈六歳から十一歳頃まで〉

(2)子どものよい性格を伸ばすためのほめ方・叱り方
・ほめ方、叱り方のポイントを知ろう
・ほめて親子のつながりを深める
・「ほめる」と「おだてる」は違う
・子どもに伝わるほめ方、五つのポイント
・子どもに伝わる叱り方、五つのポイント

(3)子どもがのびのびできる雰囲気をつくる
ポイント1:全面的に信じて励ます
ポイント2:ときにはうまくおだてる
ポイント3:その子のなかの成長を認める
ポイント4:自分はダメな子だと思わせない
ポイント5:完璧でなくてもいい
ポイント6:感情を上手に表現する
ポイント7:子どもに正直になる
ポイント8:「好きなようにしなさい」は言わない
ポイント9:家庭が“安らぎの場”になるように
ポイント10:寝る前に一日の振り返りを