頁数/仕様
96ページ / 縦:25.7cm 横:18.3cm
初版
2014年8月
在庫
在庫あり

今からできる!
認知症をふせぐ五感トレーニング

テレビの音が大きいと注意された、ごはんがおいしくない、においがわからない……。五感が衰えると、認知機能の低下につながります。日常のトレーニングで早めの対策をしましょう。
著者(肩書) 浦上克哉《鳥取大学医学部教授》
主な著作 『新版 認知症よい対応・わるい対応』(日本評論社)
税込価格 1,188円 (本体価格:1,100円)
対象 一般
頁数/仕様 96ページ / 縦:25.7cm 横:18.3cm
初版 2014年8月

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2012年に出された厚生労働省の報告によると、日本に認知症の方は462万人、認知症予備群は400万人いるとされ、認知症対策、とくに認知症予防の重要性が明らかとなりました。認知症予備群は、何の介入もせず自然経過をみると、2~3年以内に多くが認知症に移行することが知られています。
ただし認知症予備群に、適切な予防対策を行なえば予防できる可能性が考えられています。多くの人もまた、認知症予防をしたいと考えています。
でも、実際に何をやったら予防できるのかよくわからず、脳にいいといわれていることを、ただ何となくやっている人も多いのではないでしょうか。
そこで、本書では、認知症予防に関するエビデンス(科学的根拠)の高い内容をできるだけ選択し、五感に訴える実践的なプログラムを紹介しました。
認知症予防は短期間、集中的にがんばればよいというものではないので、長続きするものでないといけません。たとえば、漢字の書き取りや計算問題を数多くこなすことは、予防効果が確認されています。だからといって、家族が認知症を心配されている高齢者に強制し、ご本人は苦痛を感じながら取り組んでいると、徐々に効果は落ちてきます。
したがって、本書では楽しく気楽な気分ででき、かつ達成感の得られる内容のものを紹介することを心がけました。達成感が得られると、継続するモチベーションが高まります。または、ちょっとゲーム性があるほうが、楽しく取り組めます。
さらに、認知症に関する重要な情報も加えて、認知症および認知症予防への正しい理解を得ていただける内容としました。
読者の皆様の認知症予防への一助となることを期待しております。  (「はじめに」より)

【序章】認知症について知っていますか?
・認知症を正しく知ることが予防の第1歩
・認知症のおもなタイプは4つそれぞれの特徴をきちんと知ろう
・生活習慣の見直しと病院治療の両方からアプローチ
・さまざまな症状の種類を知って適切な対処をしよう
・認知症のリスクを高める生活習慣病のワナ
《認知症対策》周りの人はどうすればいい?(1)プライドを傷つけない

【1章】五感トレーニング
・1つの機能にとらわれず、すべてを複合的に鍛えることが重要
(トレーニング1)足のかかと上げ運動
(トレーニング2)3つの変化探しウォーキング
(トレーニング3)利き手と逆の手運動
(トレーニング4)買い物リストを記憶
(トレーニング5)指折りカウントダウン
(トレーニング6〉1日1回顧録
(トレーニング7)食事日記
《認知症予防》冷蔵庫の中身全部を週に1度声に出して確認してみましょう
(トレーニング8)時計を見ずに時刻当て
(トレーニング9)したいこと予定づくり
(トレーニング10)洗濯物スピード畳み
(トレーニング11)プランを立てて料理をする
《認知症対策》周りの人はどうすればいい?(2)本人の気持ちによりそう

【2章】視覚トレーニング
・視覚情報によって間接的に脳の活性化を促す
(トレーニング1)目のぐるぐる体操
(トレーニング2)コラムの文字探し
《認知症予防》間違い探しや迷路などパズル問題を楽しみましょう
(トレーニング3)四字熟語を辞書検索
(トレーニング4)1週間ファッション変化
《認知症予防》オシャレで認知症を予防する!「化粧療法」のススメ
(トレーニング5)街中で5つの色探し
(トレーニング6)月の満ち欠けカレンダー
《認知症対策》周りの人はどうすればいい?(3)本人ができることを奪わない

【3章】聴覚トレーニング
・コミュニケーションの減少と聴力低下は悪循環を招いてしまう
(トレーニング1)朝の耳ざめ体操
(トレーニング2)いま聞こえる音源当て
(トレーニング3)コインの音聞き分け
(トレーニング4)新聞小説・詩歌を音読
《認知症予防》耳が遠いのに悪口だけ聞こえるのはなぜ?
(トレーニング5)指でリズム演奏
(トレーニング6)歌詞を見ずに歌唱
(トレーニング7)50音作文
《認知症対策》周りの人はどうすればいい?(4)何度聞かれても、きちんと答える

【4章】味覚トレーニング
・味覚を守ることで生きる楽しみをいつまでも感じられる
(トレーニング1)かみかみ体操
(トレーニング2)生野菜をテイスティング
《認知症予防》脂っこい食生活は要注意! 和食中心に腹八分目を心がけて
(トレーニング3)味をさまざまに表現
(トレーニング4)水・ワイン飲み比べ
《認知症予防》魚と野菜を多くとる食生活でメタボと認知症を予防する
(トレーニング5)目を閉じて味を堪能
(トレーニング6)食わず嫌いに挑戦
《認知症対策》周りの人はどうすればいい?(5)食事の楽しみを損なわないように

【5章】触覚トレーニング
・人間らしく生きていくためには心と心の触れあいが最も大切
(トレーニング1)お風呂でマッサージ
(トレーニング2)携帯電話で文字入力
《認知症予防》園芸やガーデニングで土に触れてみる
(トレーニング3)コイン当てゲーム
(トレーニング4)紙の枚数指数え
《認知症予防》お酒は適量をたしなみ、タバコはやめましょう
(トレーニング5)指先で消しゴム立て
(トレーニング6)レシートで計算
《認知症対策》周りの人はどうすればいい?(6)理不尽な訴えにも、カッとならない

【6章】嗅覚トレーニング
・嗅覚低下は見逃せないサイン早期発見で認知症を水際で防ぐ
(トレーニング1)柑橘系のにおい比べ
(トレーニング2)3種の花のかぎ分け
《認知症予防》アロマセラピーが認知症予防に効果的(1)
(トレーニング3)香りをさまざまに表現
(トレーニング4)香りまでの距離を計測
《認知症予防》アロマセラピーが認知症予防に効果的(2)
(トレーニング5)入浴剤の香りを楽しむ
(トレーニング6)広告で香りをイメージ
《認知症対策》認知症が疑われた場合、地域包括支援センターに相談を