頁数/仕様
144ページ / 縦:20cm 横:14.9cm
初版
2014年6月
在庫
在庫あり

小学生で出会っておきたい55の言葉

未来を夢見てワクワクしながらも、勉強や友だちの悩みが芽生える時期を支え、勇気づける55の言葉。まだまだ柔らかい心をもつ小学生にこそ触れてほしい言葉があります。
主な著作 『中学生で出会っておきたい71の言葉』(PHP研究所)
編集等 覚和歌子《作詞家》
税込価格 1,296円 (本体価格:1,200円)
対象 小学校中学年以上
頁数/仕様 144ページ / 縦:20cm 横:14.9cm
初版 2014年6月

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■問いかけという言語宇宙 ──保護者の方へ

本作は、2012年秋にリリースし、ご好評を頂いた『中学生で出会っておきたい71の言葉』『高校生で出会っておきたい73の言葉』のいわば妹分として企画された続編です。
企画段階では小学校1年生から読めて、頁を読み進めるごとに対象年齢が上がって6年生までが読めるような仕立てにしようという案も出ましたが、いざ書いてみると早熟な(笑)4年生ぐらいからが適当と思われるものになりました。

小学校時代というのは、自我は芽生えていてもそれはほとんど無意識に近いものです。
かたちの定まらないアメーバのような思いを、うまく、かっこいい言葉にできたらいいのに、と子ども時代の私はいつも思っていました。これは、状況を言葉によって整理できない、だから自分を伝えられないという本質的な子どものストレスと地続きです。
特に、核家族化が進み、読書体験にとぼしいと言われる最近の子どもたちには、心境を表現するのに手近な決まり文句だけを使う傾向も見られます。
とはいえ、子どもに美しい日本語の使い手になってほしいと言っている大人の会話の現場も似たような状況であることは否定できません。

また子どもというのは、すっきりしたわかりやすい答えが出ない状態に不安を抱く生き物ですが、この幼児性から解放されない大人がここのところふえているように思います。
複雑で先の見えない現代社会に生きる大人たちが、目先の安心という精神衛生を得るためにとる言動、「人生なんてこんなものだ」「そこそこがいちばん」等、それらが子どもの“言語原体験”となり、安易にあきらめたり、ごまかしたりといった風潮がその精神性に反映しているということは十分に考えられます。
子どもは問いかける生き物であり、問いは言葉で行うものです。すぐに答えの出ない、愛や美しさや善、生きることと死ぬことについての問いは、問いかけそれ自体が素晴らしい言語宇宙なのだということを私たち大人は知っておきたいものです。
ああかもしれないね、こうも考えられるよ、でもそっちもほんとうだよね、という親子の対話や考察の時間は、子どもにとって(もちろん大人にとっても)、日々の生活言語を豊かに鍛えてくれるにちがいありません。
そんなひとときに本書が寄り添い、先人のきらめくような言葉たちをためつすがめつ味わうことから、安易な結論に着地しない、尽きぬ会話の贅沢が生まれるとすれば、編者としてこんなにうれしいことはありません。

・はじまりはひとつのことば
・ドキドキを信じたら
・空気と光と そして友だち
・おならはえらい
・あいしてるってどういうかんじ?
・好きだよ わたしの家族
・そうぞう力はおくりもの

《出典、参考文献》
■詩
『ぼくは ぼく』谷川俊太郎(童話屋)
『海のような大人になる』覚和歌子(理論社)
『海の日』山本純子(花神社)
『みんな やわらかい』谷川俊太郎(大日本図書)
『朝の歌』小泉周二(私家版)
『なにしに ここへ』浜文子(佼成出版社)
『ぼくはぼっちです』あわやまり(たんぽぽ出版)
『ぼくたちは なく』内田麟太郎(PHP研究所)
『まど・みちお 全詩集』まど・みちお(理論社)
『あなたが好き』立原えりか(大日本図書)
『いいんだよ』水谷修(日本評論社)

■物語、絵本、コミック等
『ムーミン谷の十一月』トーベ・ヤンソン/鈴木徹郎訳(講談社、青い鳥文庫)
『ムーミンパパの思い出』トーベ・ヤンソン/小野寺百合子訳(講談社、青い鳥文庫)
『モチモチの木』斎藤隆介(岩崎書店)
『モモ』ミヒャエル・エンデ/大島かおり訳(岩波書店)
『宇宙兄弟』小山宙哉(講談社)
『銀の匙』荒川弘(小学館)
『魔女』五十嵐大介(小学館)
『ドラえもん』藤子・F・不二雄(小学館)

■その他、参考書籍
『壁を破る言葉』岡本太郎(イースト・プレス)
『ウォルト・ディズニー 夢をかなえる100の言葉』ウォルト・ディズニー(ぴあ)
『癒しの言葉』いのちの言葉編集部(角川春樹事務所)
『人生の言葉』「人生の言葉」編集部編(日本ブックエース)
『世界ことわざ大事典』柴田武・谷川俊太郎・矢川澄子編(大修館書店)
『森信三・魂の言葉』寺田一清編(PHP研究所)
『平凡は妙手にまさる──大山康晴名言集』永井英明(佼成出版社)
『愛する言葉』岡本太郎・岡本敏子(イースト・プレス)
『座右の銘』「座右の銘」研究会編(里文出版)
『心にのこる言葉』小野寺健(筑摩書房)
『いのちの言葉』いのちの言葉編集部編(カノンエンターテイメント)
『成語林──故事ことわざ慣用句 別冊世界の名言・名句』旺文社編(旺文社)
『傑作! 広告コピー516』メガミックス編(文藝春秋)
『心のポケットに入れておきたい名言手帳』竹内政明(大和書房)
『名作アニメ・マンガ 明日を変える魔法の言葉』(パイ インターナショナル)
『希望の言葉』いのちの言葉編集部編(カノンエンターテイメント)