頁数/仕様
192ページ / 縦:18.8cm 横:12.9cm
初版
2015年5月
在庫
在庫あり

子どもが伸びるいいわがまま心を荒らすわるいわがまま

おもちゃの取り合いをする、泣いて相手に言うことを聞かせようとするなど、思わず「あるある」とうなずいてしまうシーンに合わせた、効果てきめんの対処法が盛りだくさんです。
著者(肩書) 中垣俊子《コルネット主宰》
主な著作 『7歳からは、見つめて、待って、ちょっと話す』(PHP研究所)
税込価格 1,296円 (本体価格:1,200円)
対象 幼児~小学校低学年の保護者
頁数/仕様 192ページ / 縦:18.8cm 横:12.9cm
初版 2015年5月

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■子どものわがままは可能性の種
お子さんと仲よく暮らしていますか? 幼い子どもたちと日々心穏やかに暮らすのって、なかなか難しいものですね。ましてや“親としての責任”なんて言葉が浮かぶと、ついあれもダメ、これも躾けなくちゃ! とあせったり、気負ったりすることもあると思います。でもそんなときはちょっと待って。もしかして子どもを“小さな大人”にしようとしていませんか?
子どもは未熟ですから、大人から見たらダメだと感じることも多いでしょう。しかし子ども時代に摘み取ってはいけない芽があります。生意気に思える行動も、大人になって論理性が高まれば適切な自己主張になっていきます。わがままに見える行動も、自分で考えたり、積極的に行動したりする自主性の素です。子どものわがままは、大人になっていきいきと人生を生きるための可能性の種といえるでしょう。

■いいわがままには「自分」という言葉がついている
しかし全てのわがままを許すわけにはいきません。どんなわがままを大切にすればよいのでしょう。それはそのわがままが「自分」のことを言っているかどうかです。小さな子どもでも自分のことを主張する権利はあります。その一方で誰かを強引に動かしたり、人に迷惑をかけたり、傷つけたりしてはいけません。これは自分と他者を大事にするための大切なルールです。
自他を大切にする感性は、成長したのちに社会の中で自分を活かし、人と協力して暮らすために大変重要です。子どもたちには、のびのびと毎日を過ごしながらも、この感性を感じ取ってもらいたいですね。そのためには、私たち大人も子どもを強引に動かそうとするのではなく、子どもならではの特性やその子の個性を理解し、子どもと一人の個人として大切につきあっていく必要があります。

とはいえ、ときにはその子の個性を受け入れられないこともあるでしょう。そんなときはお母さんご自身に「大丈夫」と声をかけてあげてください。自他を大切にする感性さえあれば、今はわがままでも、泣き虫でも、尻込みしてうまくできなくても、大丈夫です。わがままは積極性に、泣き虫は優しさに、怖がりは慎重さへと成長していくことでしょう。そして今できないことも、少しずつ上手になっていきます。  (「はじめに」より)

【第1章】自分のことを主張するのはいいわがまま、相手を動かそうとするのはわるいわがまま
(1)自己主張はいいわがまま
・子どもが自分で決めてよいこと=いいわがまま
・子どもの課題と親の課題
・子どものいいわがままへのアプローチ
・お母さんの「いいわがまま」

(2)誰かを動かそうとするのは、わるいわがまま
・子どものコミュニケーション能力を高めるために
・子どもたちの相手を動かす方法とその対処法
〈コラム1〉お母さんが当事者ではない場合
〈コラム2〉自分のおもちゃ・相手のおもちゃ
・お母さんの「わるいわがまま」

(3)自己主張の大切さ
・「すべき」に縛られることの危険性
・自分の好き嫌いを知ることは生きる上でとても大切

【第2章】自分の“したい”を主張するのはいいわがまま、人に迷惑がかかるのはわるいわがまま
(1) 実際の被害と好みの問題との違い
・好みの問題は、迷惑とはいわない
〈コラム3〉かんしゃくも実被害はなし?
・実際の被害があることは迷惑

(2)ルールの作り方と守り方
・迷惑がかかる相手の立場になってみる
・ルールは与えるのではなく共同で作る
〈コラム4〉ルールは共同で作る
・ルールを守る練習とルールの微調整
・大切なのは守れたときの言葉がけ

(3)話し合う習慣の大切さ
・大人も見直したい、話し合うときのマナー

【第3章】自分が正しいと思うことをするのはいいわがまま、相手を軽んじるのはわるいわがまま
(1) 自分が正しいと思うことをするのは、いいわがまま
・正義からの主張
〈コラム5〉正しさにこだわらず話を聞く
・平等は同じとは違う!?
・よかれと思った行動にはどう対処する?

(2)相手に不利なことはわるいわがまま
・みんな“よく”なりたい
・優越を求めるいい方法とわるい方法
・不公平なわるいわがまま
・子どもとの遊びで、譲らないところ・譲るところ
・いい方法を選ぶには自信と勇気が必要
・子どもの自信と勇気を育てる言葉

(3)相手を傷つける、わるいわがまま
・尊厳、人権って何? なぜいけないの?
・ゆっくりコトコト理解を深める
・言葉で傷つける場合
・意地悪な行動で傷つける子への対処法
・傷つくことを言われたとき

(4)“皆と仲よく”は無理かも?
・嫌いな子がいるのは成長の証
・嫌われることを恐れすぎない

【第4章】発達の過程やストレスによるわがままへの対処法
(1)わがままは子どもの成長に必要
・幼少期のわがままはどんどん変化する
・3歳のしつこい「なんで?」への対処法
・しつこい「なんで?」の理由
・4歳からの「やらない」への対処法
・お友達を「入れて」あげない理由
・4歳は繊細なお年頃

(2)ストレスによるわがまま
・子どもがストレスを感じるとき
・甘えにOKを出せば、わがままは減っていく
・お母さんの注目が欲しい子どもたち
・繰り返し起こるわがままやわるい行動にはあっさり対応を

【第5章】お母さんの感情コントロール
(1)うまくいかないときこそ、自分に優しく
・ダメなお母さんではなく、疲れたお母さんではないですか?
・日常でできるプチ喜びを
・お母さんの休日を大切に
・子育て中も自分らしく

(2)見方や考え方で気持ちが楽になる
・自己嫌悪に陥ったとき
・お母さんなんだからと言われたとき
・子どもをかわいく思えないとき
・子どもに厳しすぎるとき
・不完全で大丈夫