頁数/仕様
192ページ / 縦:18.8cm 横:12.9cm
初版
2015年10月
在庫
在庫あり

小児科医が教える
赤ちゃんが泣かずにぐっすり眠ってくれる方法

赤ちゃんが泣くのには理由があります。原因を知れば夜泣きもぐずりも怖くありません。0~4歳それぞれの月年齢に合わせた対応法を紹介し、赤ちゃんとママを安眠に導きます。
著者(肩書) 小山博史《生馬医院副院長》
主な著作 『赤ちゃんとママがぐっすり眠れる安眠レッスン』(ナツメ社)
税込価格 1,296円 (本体価格:1,200円)
対象 0~4歳児の保護者
頁数/仕様 192ページ / 縦:18.8cm 横:12.9cm
初版 2015年10月

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知らないでいること、知識の不足は、時に結果を大きく左右します。
知らないから、できなかった。知っていれば、そんなことにはならなかった。
さまざまな事件のニュースにふれるとき、そんなコメントを耳にすることがよくあります。しかしそれが、子どもに関することであったなら……。

親が子どもに手を上げてしまい、不幸な結果を招く事件が、しばしば起こります。ほとんどの親が「子どもが泣きやまないので、ついカッとなってやってしまった」「しつけのつもりだった」と、その理由を語りますが、以前の私はそれを、後づけの言い訳にすぎないものだと軽く考えていました。
ところが、総合病院の新生児集中治療室(NICU)に勤務していた頃、親しくなったご両親から、退院後にあるお話を聞いて、とても驚きました。
それは、「あまりにも泣きやまない子どもに感情的になって、ついふとんに放り投げてしまった」というものでした。愛情深く、温厚なご両親でしたから、まさしく絶句してしまったのを覚えています。
これは、一部の人たちだけの問題ではありません。調べるほどに浮かび上がってくるのは、赤ちゃんに泣かれることで責められているように感じ、精神的に追い詰められていく親たちの姿です。私は、「赤ちゃん(子ども)がどうして泣くのか」「どうすれば泣きやむのか」について、具体的に教えてくれる人や機会があまりにも少ないことに、大きな問題があるのではないかと感じはじめました。

昔は、家におばあちゃんがいるのが普通でした。赤ちゃんが泣けば、お嫁さんや娘さんは、その場その場で「こうするのよ」と対処の仕方を伝授されていたものです。けれど最近は、おばあちゃん自身が対処法をあまりよく知らなかったり、ほとんどの家庭が核家族化して、おばあちゃんがいなかったりするのが現実です。
かつて、おばあちゃんから伝えられていたのは、泣いている赤ちゃんを前にした実践的な知恵であり、言葉で説明するのは難しいものです。だからこそ、「どうして泣くのか」「どうすれば泣きやむのか」について、論理立てて書かれた本がこれまでほとんどなかったのでしょう。

赤ちゃんは、どうして泣くのでしょう。
まずは、その理由や仕組みを知ることで、赤ちゃんを泣きやませ、夜泣きを改善して生活リズムを安定させる、そんな、赤ちゃんがゴキゲンに過ごせる毎日につなげていってほしいと思います。
「どうすれば泣きやむのか」という「泣きやませ方」はいろいろありますが、それらは、「どうして泣くのか」という原因と結びついて初めて効果があるものです。
本書を通して「そうか。だから、こうすればいいのか」と、赤ちゃんが泣くことの原因とケアの方法を知ることで、赤ちゃんもママもパパもぐっすりと眠れて、ストレスや不安のない毎日を送っていただければ幸いです。  (「はじめに」より)

【第1章】赤ちゃんが泣くのには、理由があります
ステップ(1)赤ちゃんが泣くのは自然なこと
ステップ(2)赤ちゃんは「不快」だから泣いている
・「抱っこ」で判断。「こころの不快」と「からだの不快」
・「赤ちゃんが安心できる人」が抱っこしてあげる
・赤ちゃんが泣いている原因チェックシート
ステップ(3)「からだの不快」は、大きな声で泣く
ステップ(4)月齢・年齢別に見る「こころの不快」の原因とケア

〈コラム〉生後3カ月までの赤ちゃんの泣きやませ方

【第2章】赤ちゃんの「眠り」を知りましょう
ステップ(1)赤ちゃんはたっぷりと眠って育つ
ステップ(2)赤ちゃんの眠りって、どんなふう?
・記憶を整理し、学ぶ時間
・「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」
・赤ちゃんの眠りは浅い
ステップ(3)添い乳で夜泣きが増えるって、ホント!?
ステップ(4)赤ちゃんにとっての“ぐっすり”は「連続して5時間」
ステップ(5)赤ちゃんの「眠る力」を育てましょう
・脳の中のアンバランスな関係…大脳辺縁系VS.前頭葉  
・脳の成長と子どもの様子
・生活リズムを整えることが、赤ちゃんの「眠る力」を育てる

〈コラム〉フランス流 子育て事情

【第3章】「夜泣き」を知りましょう
ステップ(1)そもそも「夜泣き」って何でしょう?
・外国の子育てに「夜泣き」はない!?
ステップ(2)夜泣きの原因
・不安定な睡眠サイクルによる夜泣き
・不安定な情緒コントロールによる夜泣き
ステップ(3)こんな夜泣きに、こんなケア
ステップ(4)泣く日と泣かない日があるのは、どうして?
ステップ(5)あなたが泣いてしまいそうなときには……

〈コラム〉楽しすぎた日は、夜泣きの気配

【第4章】赤ちゃんが気持ちよく眠るために、大切なこと
ステップ(1)「泣く理由」は、生後4カ月の「前」と「後」で分けて考える
ステップ(2)まずは、気持ちよく眠れる環境づくりから
・夜の眠りに光は禁物
・室温は暑すぎず、寒すぎず
・おやすみ前の「夜泣きのタネ」チェック
・静かすぎると眠れない!?
・「眠るための準備」を決めましょう
・「一人でねんね」は怖くない!
ステップ(3)「眠る力」を育てるコツ〈1〉――生活リズムを整える
〈生活リズムを整えるコツ1〉「朝は起きて、夜は眠る」を習慣づけましょう
〈生活リズムを整えるコツ2〉 寝起きスッキリ!
〈生活リズムを整えるコツ3〉昼間はたっぷり外遊び
〈生活リズムを整えるコツ4〉 お昼寝の時間も決めましょう
〈生活リズムを整えるコツ5〉おっぱいで生活リズムを整えて
ステップ(4)「眠る力」を育てるコツ〈2〉――脳をバランスよく育てる
〈脳を育てるコツ1〉目と目を合わせ、笑顔でスキンシップ
〈脳を育てるコツ2〉 ひとり遊びの時間も大切
〈脳を育てるコツ3〉NGいろいろ
〈脳を育てるコツ4〉「語りかける」ではなく「おしゃべりを楽しむ」
〈脳を育てるコツ5〉時にはガマンも必要
〈脳を育てるコツ6〉テレビやスマホに子守をさせないで
〈脳を育てるコツ7〉「やってみたい」を応援しましょう

〈コラム〉赤ちゃんが泣いていても、パパは目が覚めないのはどうして?

【第5章】ママもパパも、今夜はぐっすり眠れますように……
・毎回ムリにあやさなくても大丈夫
・ママやパパだって、泣きたくなるときがあって当然
・「正しい育児方法」はありません
・失敗しやすい子育て法
・時には「手抜き」だって必要です
・「逃げ場」はありますか?
・パパが寝かしつけに挑戦
・どうしてもつらいなら、漢方薬もひとつの方法
・発達障害と夜泣きの関係

〈コラム〉産後うつ? 危険なサインを見逃さないで

[巻末資料]
・赤ちゃんの様子がおかしいときの緊急連絡先
・育児に疲れたときの相談先