頁数/仕様
128ページ / 縦:21cm 横:14.9cm
初版
2017年7月
在庫
在庫あり

「集中力」と「思考力」が身につく小学生の算数パズル

算数の学力向上に欠かせない「認識力」「計算力」「分析力」「創造力」「観察力」を、理数系専門塾に通う子どもたちが実際にやっているパズルを解きながら楽しく養います。
著者(肩書) 村上綾一《理数系専門塾エルカミノ代表》
パズル出題:稲葉直貴《パズル作家》
主な著作 村上綾一:『子どもの一生を決める理系脳の育て方』(PHP研究所)
税込価格 1,296円 (本体価格:1,200円)
対象 小学生
頁数/仕様 128ページ / 縦:21cm 横:14.9cm
初版 2017年7月

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【保護者の方へ】

私たちはいつも、頭の中で思いを集め、常に何かを考えているものです。昨今、子どもたちに求められているのは、まさに「集中力」と「思考力」。2020年に行なわれる大学入試改革においては、特に「思考力」を問う方針がはっきりと打ち出されています。
とはいえ、ひとくちに「思考力」といっても多岐にわたります。では、子どもたちに求められている「思考力」とは、一体どういうものなのでしょうか?

◆認識し、観察し、分析する力――論理思考力
私は理数系専門塾エルカミノを主宰し、長年多くの子どもたちと接してきました。エルカミノでは、小学1年生から高校3年生までのお子様を預かり、算数、数学、その他の学習指導はもちろんのこと、算数オリンピックや数学オリンピックに向けた指導も行なっています。
中でも小学1年生から3年生までの授業では、パズルを教材にしています。それはズバリ、集中力を身につけ、論理思考力を伸ばすためです。
論理思考力とは、昨今であれば「ロジカルシンキング」とも呼ばれるものですが、状況を認識し、観察し、分析して前に進む力のことです。一般的なパズルは単純な繰り返しが多く、単なる「作業」になりがちです。もちろんそれはそれで脳を活性化し、ストレスを発散する効果が期待できるのですが、論理思考力を身につける教材としては不適です。
エルカミノでは、子どもの論理思考力を醸成することを目的に、パズル作家の稲葉直貴氏と協力し、オリジナルパズルを開発しています。それが本書に収載した「算数パズル」です。

◆算数パズルで育む論理思考力
算数パズルを配付された子どもたちは、喜び勇んで解きはじめます。ところが、少し経つと論理思考の辻褄が合わなくなり、先に進めなくなります。どこかが間違っているからです。理に適っていないため、その先の解答欄を埋めることができなくなりました。残念ですがもう一度、問題の全体を見まわして解き間違いを発見し、せっかくの書き込みを消してやり直す必要があります。算数パズルの完成まで、子どもたちは書いては消し、消しては書きと試行錯誤を繰り返します。
こうしたことは、一見ムダに思えるかもしれませんが、この試行錯誤こそが、子どもたちにとってとても大切なことだと、私は考えています。普通の日常生活では、試行錯誤をすることがあまりないからです。これを機会に、算数パズルの世界で試行錯誤をたくさんさせてください。それが、お子様の集中力と論理思考力につながります。

◆算数パズルは、算数・数学を得意にする土台づくり
算数パズルでは、計算力も培われます。論理思考力と計算力は、算数・数学の土台。算数パズルは、算数・数学を得意にする土台づくりというわけです。
子どもたちを見ていると、初めはあてずっぽうに数字を入れたり、思いつきで書き込んだりしています。やがて「できない、わからない」と投げ出そうとします。エルカミノでは、「あてずっぽうに数字を入れても絶対に解けない」ということに気づかせます。計算間違いや順序の違いを指摘して、筋道立てて進めるように促します。
理に適った思考が子どもに習慣として定着すれば、勉学だけではなく他のどんな状況でも、自分で考えて、自分で問題を解決できるようになります。
エルカミノから難関大学や医学部の合格者が多数輩出しているのは、低学年で行なっている算数パズルの効果も、その要因の一つと自負しています。

◆間違えることを恐れない子どもに育てる
トライして「間違った」と気づいたら、書いた文字や数字を消して、何度もやり直しをすればいいのです。間違いを恐れて、書き込むことを躊躇しているようなら、声かけをしてどんどん書き込むことを促してください。「間違えること」を避けて、できそうな問題しかやってみないというのでは、集中力や論理思考だけでなく、たくましさといった「生きる力」が身につきません。何度も何度もトライすることが、集中力と論理思考、そして、あきらめない心の強さにつながります。

◆論理思考が、自立につながる
本書には10種類のパズルを収載しています。どのパズルも、子どもにルールを理解させてから解かせてください。ルールを理解できていないようなら、保護者の方がきちんと説明してあげてください。
またそれぞれのパズルには、集中力と論理思考力を支える5つの能力――認識力・計算力・分析力・創造力・観察力のバランスをレーダーチャートで示していますので、参考にしてください。
論理思考は、自分で考えてこそ身につきます。そしてその論理思考が、子どもの自立を支えます。算数パズルは、そのためのスタートです。
子ども向けのパズルですが、保護者の方もぜひチャレンジしてみてください。意外な手応えと“解き心地”のよさに、思わずハマってしまうこと請け合いです。親子で競争するのも、きっと楽しいと思いますよ。

【パート1】かずさがし

【パート2】合同分割

【パート3】たし算ボックス

【パート4】ゼロゼロ式

【パート5】カーペット

【パート6】法則はてな

【パート7】かけ算ボックス

【パート8】倍数リンク

【パート9】公倍数つなぎ

【パート10】立体面積迷路