こころ相談室

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はっきり言ってドン詰まり状態です
どうも、はじめまして。僕は都内に住む大学2年生です。今、自分の人生をこれからどう生きればいいかわからず、はっきり言ってドン詰まり状態です。自分の周囲は将来に向けて、公認会計士などの資格試験のための勉強に励んだりしているのに、自分にはこれといった目標が見つからず、さらに無気力に暮らしてきたせいか成績も芳しくなく、やっていることといえば、バイトばかりです。サークルも入っていましたが、途中から入ったため、どうも馴染めなくて辞めてしまいました。そのため、人間関係は元々得意ではなかったのですが、それにさらに拍車がかかったようで、親友と呼べるほどの人間は今現在誰もいません。

さらに深刻なのは、他人にいまいち興味を持っていないことです。昔から、人は結局誰しも孤独、最後に信用できるのは自分だけ、人は人、自分は自分ということがモットーで、自分に対する他人の評価などはあまり気にしないほうでした。しかし、この頃、自分が空っぽでひどく悲しい人間のような気がして、なにかやりきれない思いに襲われています。さっき、信用できるのは自分自身とは言いましたが、人は決して人1人では生きれないこともわかっています。ですが、人の前だと、プライドやら何やらが邪魔して、全然平気だよとばかりに虚勢を張ったりして強がったり、努めて明るく振舞ったりしてしまいます。唐突ですが、僕は自分の生き方を変えるべきなのでしょうか?

PS,すごく長くて、しかも途中で趣旨が変わったりして、どうもすいません。さぞ混乱したことでしょう。でも、読んでいただけたのなら、感謝いたします。
(21歳・男性・学生)

回 答
 失礼とは思いますが、これはほとんど私の若いころと一緒だなと思いました。
「人は結局誰しも孤独、最後に信用できるのは自分だけ」
「人は人、自分は自分」
 という、これまでのあなたのモットーはだいたい正しいと思います。しかし、「結局」という言葉はポイントですね。これはとどのつまりはということであって、その過程ではそうでもないこともあるのだと思います。

 それから、私はあなたのようには自分を信用していません。自分よりも信用がおける他人はたくさんいると思っています。しかし、あなたも、この頃では「自分が空っぽでひどく悲しい人間のような気がして」とありますので、かなり自分に対する見方が変わっているようです。これはいいことではないでしょうか。人は他人に失望するだけでなく、自分にも失望することで変わっていくことがあると思います。

 私も若いころ、ひどく自分に失望しましたが、同時に楽にもなれました。自分がたいした人間じゃないことがわかると楽になれるんです。それまでの私は、あなたと同じように「プライドやら何やらが邪魔して」「虚勢を張ったり」「強がったり」していましたね。 あなたは自分のことを的確に分析できる頭のいい人だと思います。ですから、そういう自分とおさらばする良いチャンスだということはもうすでによくわかっているのではないでしょうか。しかし、やり方がもうひとつわからないのかもしれません。そこでまずは、今まで送ったことのない人に年賀状を送ること。親友とは言えない知り合いでも、あなたとかかわりのある人たちに気持ちのこもった年賀状を送ることから始めましょう。中学、高校時代、そして大学の知り合い、バイト先の人たちですね。

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