恋愛相談室

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価値観の違いが別離の引き金に・
こんにちは。私は二十歳の会社員です。昨日約2年間付き合ってきた彼氏と別れてしまいました。彼は歳は全く同じですが、大学3年生です。理系の大学に通っていて、人一倍大変な様です。どれくらい大変かというと4年で卒業できる割合が大変低く留年する人が半分以上出る事もあるようです。

彼と私は中学校の同級生で、2年前偶然会って付き合う事になりました。2年間付き合ってきましたが、その間何回か、別れ話が出たり、距離を置いたりする事がありましたがその度私から泣きついて戻ってきました。その別れの原因は結局は価値観の違い、だと思います。普段付き合っている時も私が普通にとらえていることも彼には“?”だったり、逆の事もあります。

今回別れてしまった原因もそれで、内容としては私はくだらないと思っているのですが・・今回ケンカの始まりは私が友達の親の実家に遊びに行く、という話から始まったのですがその話をした途端彼は「非常識だからやめろ」と言ってきましたが、私は非常識とは思いません。結局その話が出た次の日も話したのですが私は彼の意見に対して、まぁ確かに、とは思うものの「非常識」という事に対して納得ができず、それを聞いた彼にはそんな非常識な女とは付き合えない、と言われてしまいました。私は何で色々な考えの人がいる中で「非常識」と決め付けられてしまうのか納得が行かずその旨伝えようとするのですが、彼は自分の意見が絶対正しい、と言い、私は頑固だ、と言われてしまいました。私もそこまで言われてしまってもう何も聞いてもらえない、と思ってしまい、本当に辛いですが別れる事を了承しました。

彼とは一緒にいて安らぐし、しっかりしているし、大好きなところがいっぱいあるのにこんな結果になってしまってとてもショックです。私がやはり非常識なのか、それとも価値観の違い、と諦めるべきなのか。諦めてしまえばそれで終わりですが、この事がなければずっと一緒にいたいと真剣に思えるような人なので、今回の件お互い譲れないまま終わってしまい、結局どっちがどうすれば一番良かったのか意見を頂きたいです。ただ今回の事がなかったとしてもこんな細かい彼です。私はどう心がけて行けばうまく行くのかいいアドバイスを頂けたらうれしいです。長い文になってしまいましたが、よろしくお願い致します。

(20歳・女性・会社員)

回 答
 今現在、どんなに深くわかりあえていると思える恋愛関係にあったとしても、お互い生まれ育ってきた環境や習慣は異なるもの。多少の価値観の違いは仕方ないといえば仕方ないことです。

 価値観の違いというのは、ある意味、二人の個性の違いということだと私は思います。同じひとつの事柄に対して、片方は「こうするのが当然」と思い、もう一人は「それは非常識」と考える。その思考のバックボーンには、そう考えるにいたった育ち方、そこで培われた個性というものがあるのです。

 ですから、一方的に「非常識な考え方」と決めつけられ上、別れまで持ちだされたあなたの割り切れない気持ちは当然のことです。あなた自身を否定されたも同じようなことなのですから・・。

 しかし、彼氏の今の状況は、かなり厳しい様子。留年しないための勉強でかなりストレスがたまっているのではないでしょうか?そんなとき、自分抜きで遊びにでかける話しを楽しげに持ちだしたあなたに、彼はつい苛立ってしまったのかもしれません。また・・もしかして、あなたが遊びに行こうとしていた友達というのは、男性ではないのですか? 

 いずれにしても、゛価値観の違い゛というのは、角度をかえてみれば「あっ、こんな考え方もあるのね」「彼はこういうとき、こんなふうに思うんだ」という新鮮な発見だったりします。

 ときに、お互いの考えを曲げられず、あなたたちのように、激しくぶつかりあい、その勢いで「もう、別れる!」ということになってしまう場合もありますが・・。
 
 あなたが彼の元に戻りたいと今も考えているのなら、少し冷却期間をおいてみるのがいいかもしれません。
 そして、少しずつでもあなたの考え方を理解してもらうように努力してみましょう。もちろん、あなたも、自分の意見を主張するだけでなく、彼の価値観を少なからず受け入れる姿勢も必要です。

 そうすることで、ふたりの価値観は徐々に融合し、新しいふたりの絆を築くことになるのではないかと私は思います


追伸。
No.75の「元彼のことが忘れられない・・・」という彼女から・・

「井上さんのアドバイスのおかげで冷静さを取り戻せそうです。そして、いつか元彼とのことを「いい思い出」として振り返ることができるように、今ある幸せを大事にしていこうと思います。 本当にありがとうございました。これからも素敵なメッセージを私達に届けて下さいね。」というお便りが届き・・とても、うれしく思いました。

たえず混沌とした葛藤の中にある未熟な私自身も何らかの゛答え゛をみつけようと、もがきながら歩いています。いいえ・・それは゛答え゛ではないのかもしれません。゛生きる゛ためのひとつの灯・・なのかも・・しれません。こんな私では、たいしてお役にはたてないとは思いますが、心に抱え込んでいる゛悩み゛を書くことによって、気持ちが整理できる、ということもあります。

また、それを゛誰か゛に宛てて送ることによって、心の重荷が少しだけ軽くなる、ということも・・。

お便り、お待ちしています。


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