恋愛相談室

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これってマリッジブルー?
 プロポーズされました。彼との結婚。うれしい反面、不安な面が出てきてしまいました。彼はできればちゃんとした私の、今の仕事を続けてほしいと言います。私自身はどちらかと言えば、毎晩、彼より遅い今の仕事は辞めて、なにか短時間で家事の負担にならないような仕事がしたいと思っています。働くのは全然構わないけれど、家庭優先、主婦業優先にしたうえが理想です。彼は、いまの仕事は辞めてほしくはなさそうなのですが、私が両立の不安を訴えると、「できる範囲では、協力するけど・・・」という感じ。私は、以前親元から遠方での一人暮らしで、社会人生活を何年も送った経験があるのですが、その時も毎晩遅く、仕事の日はいつも身体も精神的にもクタクタに疲れて帰っていました。だから、細かい、生活を送ることへの煩雑さは身にしみているつもり。彼は、社員寮での一人暮らしですが、食事や掃除など、生活の細かなことと言っても基本的に自分でしない人だし、洗濯も、週一回実家に帰ってしてもらっているから、自分でしたことが一度もない人。だから、協力すると言っても、生活することの細かさが、分かって言ってるとは思えなくて。じゃあせめて、住む場所は、私の仕事場の近くにしてほしいと言うと、町なかから遠いから、それはイヤだと。確かに、少し不便な場所ではあるから、私も好きではないんだけど・・・楽しみにしていた結婚とはいえ、いざ決まりかけると、本当にいいのかなあ・・・と不安になりかけてしまう私です。親や彼氏は、まだしてないのに、そんなこと先々考えて、今から頭でっかちになってどうする、両立なんてやってみてから考えろと言うけれど、「実際、結婚したらそんな細々した事が、大変になってくるのよ、きっと。」って不安に思ってる自分もいます。私、考えすぎなのかな?これって、マリッジブルー?ごちゃごちゃと、小さな悩みで、周りからもなかなか理解されにくい、私の今の心境。自分でも、どう扱っていいか分かりません。何かよきアドバイスがあれば、よろしくお願いします。

(31歳・女性・会社員)

回 答
 結婚を目前にすると、たとえそれがどんなに大好きな人との結婚であっても、「本当にこれでいいの?」「幸せになれるの?」と不安に陥る・・いわゆる゛マリッジブルー゛になってしまう人は少なくないようです。
 しかし、あなたの場合は・・結婚生活がスタートしたら即、直面しなければならない物理的な問題を前に不安が心をも蝕みはじめてしまっているようですね。
 あなたが危惧しているように、実際、フルタイムの仕事と家事の両立はなかなか厳しいものがあります。もちろん、常に笑顔をたやさずパワフルにすべてをきちんとこなしている素敵な女性もいますが・・。
 夫の帰宅時間を気にしつつ、しゃかりきに仕事をし、夕食の支度に間に合うよう、慌ただしく帰宅する、そんな時間のやりくりはもちろん、夜、お風呂洗いまで済ませ、ベッドにたどり着くまでの間、ノンストップで働きづめ。肉体的な疲労は精神的な苛立ちをも引き起こします。疲れ果てたあなたがひとり立ち働いている間、なにも手伝おうとせずテレビを見てくつろいでいる彼に対し、「なぜ、私だけがこんな想いをしなければならないの?」「これが結婚ってものなの?」しだいに、降り積もってゆく彼への不満。そして、そんな想いは彼に対する愛情すら奪ってゆくことになりかねません。
 これは極端なケースではありますが、やはり多少なりとも夫の理解と協力、そしてねぎらいと感謝の気持ち、また家事に完ぺきを求めず適当に手抜きをするテクニックと大らかな気持ちの持ち方も必要なことは確かです。
 しかし、なぜ彼はあなたに今の仕事を続けることをそんなにも勧めるのでしょうか?収入の問題があるのかしら? だって、男としては、自分が仕事から帰ってきたときに掃除のいきとどいた部屋とあったかい手作りの食事、そして妻の笑顔を望んだりするものでしょう? 
 あなたは今の仕事とキャリアを捨てて、パートタイムでもいいと申し出ているのにもかかわらず、なぜそんなにあなたの仕事に固執するのかしら。
 あなたのまわりの人たちが言うように、「生活の細かいことを今からあれこれ考えてどうなる」というのも一理ありますが、結局、すべてのしわ寄せがあなたのところにいくのは明白です。やはり・・あなたが望むよう、仕事を変えた方がいいのではないかしらと私は思っています。もしも、彼が認めてくれないのであれば、結婚後もしばらく続けてみて、その大変さを身近で見て、理解してもらうことです。
 結婚はふたりが幸せになるためにするものです。当然、生活を共にするということは、日々の暮らしの雑多なこと、煩わしいこともでてくることでしょう。でも、それをふたりで乗り切ることでお互いの絆が深まることもあります。
 おふたりでよく話し合って、心からの笑顔でふたりが幸せに暮らせるスタイルを模索してみてください。
 ふたりの気持ちがちゃんと結びあっているなら、きっと今の不安を払拭し、晴れやかな気持ちでウエディングドレスが着られると思います。
 お幸せに!

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