日に新た(月刊『PHP』裏表紙の言葉)

人財

親にとって、子どもはいつまでたっても子どもである。

 

たとえ成人しても、子どもが父親になり母親になっても、元気でやっているだろうかと気にかかる。

 

もしつらい思いをしていれば、わがこと以上に心配し、代われるものなら代わってやりたいと思う。

 

それが世の親の気持ちであろう。

 

希望に胸を膨らませて新入生、新入社員が入ってきてほぼひと月。

 

みな、そうした親の思いを一身に受け、愛情をもって育てられ成長してきた人たちである。

 

その人財をいかに導き、育てるか。

 

後進の指導、育成は人生の先輩として果たすべき役割であり、責任である。

 

とはいえ、早く成長してほしいと願うあまり、少しでも気になるとあれこれ口をだし、世話を焼くのは好ましくない。

 

よかれと思ってすることが、かえって本人のためにならないこともある。

 

放任もいけないし、過保護でもいけない。

 

難しいことだが、その見極めが求められよう。

 

いずれにせよ大切なのは、1人ひとりすべての人が、両親はじめたくさんの人に愛情を受けたかけがえのない人だということ。

 

そのことを常に意識してその人と向き合いたい。

 


 

心を寄せ合い あたたかい社会を

 

PHP』誌は、PHPの考え方を広く世に伝えるための機関誌で、PHP研究所設立とともに創刊されました。『PHP』では、人間とは何か、真に豊かな人生とは何か、幸福とは何か、といった「生き方」をテーマを、身近な角度からとりあげます。小・中学生からお年寄りまで多くの読者とともに考える広場になっています。