人名事典

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けん三(下田憲)

(けんさん(しもだ・けん))
1947年、埼玉県生まれ。長崎県佐世保市で育つ。高校卒業後、約10カ月間、西日本を放浪。翌年、北海道大学医学部に入学。大学紛争期を経て、74年卒業。4年間の研修の後、78年から5年間、長崎県平戸に近い離島の公立病院に勤務して病院の再興を果たし、83年、北海道の過疎地の公立病院へ。さらに96年、無医地区になった南富良野町幾寅(映画「鉄道員」の舞台)の町立診療所へ。この間、東洋医学と心療内科を双軸とする独自の診療形態を確立する一方、98年頃から墨書で癒やしの言霊をしたためはじめ、2000年、その常設展示館「けん三のことば館」を開設。04年「ことば館」をそのまま「けん三のことば館クリニック」に改修して独立、現在まで自称“山医者”を続けている。14年、これまでの地域医療へのユニークな取り組みが評価され、日本医師会「赤ひげ大賞」を受賞。
(データ作成:2015年)