人名事典

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中島秀雄

(なかじま・ひでお)
1942年、東京都大田区生まれ。小学生のころよりチョウの「はね」の模様の美しさに魅せられ、中学・高校生までチョウの採集に夢中になる。東京農業大学農学部入学。研究の対象が生活様式の多様なガに移り、当時まだじゅうぶんにわかっていなかった幼生期の解明に努めた。とくに成虫が冬に活動し、メスのはねが欠けたり縮小したりして、飛ぶことのできないフユシャクガに興味をもち、生態、分類の研究に打ちこみ現在に至る。1997年「日本産フユシャクガ類(鱗翅目、シャクガ科)の分類学的、生態学的研究」によって、農学博士号を取得。日本蛾類学会幹事、日本鱗翅学会会員。

著書に『冬尺蛾』(築地書館)『日本産蛾類標準図鑑』(分担執筆、学研教育出版)『日本産蛾類生態図鑑』(共著、講談社)『日本の鱗翅類』(分担執筆、東海大学出版会)『イモムシ ハンドブック』(監修、文一総合出版)などがある。

(データ作成:2012年)