人名事典

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京極夏彦

(きょうごく・なつひこ)
 1963年、北海道生まれ。作家。広告代理店勤務を経て、デザイン事務所を設立。現在もデザイナーと作家の2足の草鞋を履く。1994年、『姑穫鳥の夏』を講談社に直接持ち込み、デビュー。

 以降通称「妖怪シリーズ」として『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』 『狂骨の夢(きょうこつのゆめ)』『鉄鼠の檻(てっそのおり)』『絡新婦の理(じょろうぐものこと随所に作家独特のこだわりを見せるテキストで人気を博する。また別の側面を見せる時代小説『嗤う伊右衛門』(中央公論社)では、第25回泉鏡花賞を受賞。

 当初、謎を演出するかのような売り方がされていたこともあり、一種アイドル的な人気も獲得しているが、実力・スター性ともに兼ね備えていると評される、ミステリ界注目のベストセラー作家である。

(データ作成:1999年)