人名事典

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加藤進昌

(かとう・のぶまさ)
昭和大学医学部精神医学教室主任教授。同大学附属烏山病院院長。東京大学名誉教授。医学博士。1947年、愛知県に生まれる。東京大学医学部卒業。帝京大学精神科、国立精神衛生研究所、カナダ・マニトバ大学生理学教室留学、国立精神・神経センター神経研究所室長、滋賀医科大学教授などを経て、98年には東京大学大学院医学系研究科精神医学分野教授。東大在職中には附属病院長もつとめた。専門は内分泌学。「変わっていく脳」「環境と脳」といった脳科学の知見を、PTSDや発達障害をはじめとする心の病気の治療に役立てたいと考えている。現在、脳科学と遺伝子研究に基づいた成人アスペルガー症候群の治療法開発に積極的に取り組み、烏山病院では成人発達障害の専門外来を行っている。

著書に『とらわれの脳』(監訳、学会出版センター)『Text精神医学』(共編、南山堂)『ササッとわかる「大人のアスペルガー 症候群」との接し方』(講談社)などがある。

(データ作成:2010年)