人名事典

>> 検索トップへ

小泉純一郎

(こいずみ・じゅんいちろう)
 一九四二年神奈川県生れ。慶應義塾大学経済学部卒。元郵政大臣。自民党、衆議院議員。内閣総理大臣。

 行革論争の中心的人物。祖父、父ともに大臣経験者の政治家一族に生れる。宮澤喜一内閣で郵政大臣に就任するが、首相の即時退陣を求めて辞任するなど自らの主張を積極的にアピールしてきた。一時、山崎拓氏、加藤紘一氏らとともに論陣を張り、「YKKトリオ」と呼ばれた。九五年九月の自民党総裁選において、郵政省解体論を掲げて橋本龍太郎氏(現総裁)に論戦を挑む。郵政省解体により、財政投融資を廃止、郵政三部門の民営化と、行革を推進することがその意図だという。刺激的な議論のスタイルもあって、政局を左右する存在となってきた。

 著書に『郵政省解体論』(光文社、96年)がある。

(データ作成:2001年)