人名事典

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山崎 拓

(やまさき・たく)
 一九三六年福岡県生れ。早稲田大学商学部卒。福岡県議一期を経て、自民党から衆議院(福岡一区)当選八回。内閣官房副長官、防衛庁長官、建設相を歴任を経て、同党政調会長。

 安保問題の論客として知られる。『THISIS読売』(96年8月号)で、集団的自衛権について「憲法を改正して、認めるのが最も明快」と述べ、「憲法解釈の変更は牽強付会」と退けた。国際的集団安保活動への参加・協力も「憲法改正で明確にすべき」として、二十一世紀初頭の最大の政治課題と指摘する。ただ、いずれも具体的な行動には言及せず、改憲や解釈の変更も「現在の政治情勢では不可能」としている。自社さ連立政権支持の立場と持論を巧みに使い分けているといわれても仕方があるまい。

(データ作成:1997年)