人名事典

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山折哲雄

(やまおり・てつお)
1931年、父が浄土真宗の布教のために赴任していたサンフランシスコで生まれる。1937年、帰国。1943年、岩手県花巻市に疎開。1954年、東北大学文学部印度哲学科卒業。1959年、同大学院修了。東北大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、白鳳女子短期大学学長、京都造形芸術大学大学院長、国際日本文化研究センター所長などを歴任。日本人の宗教観や心の問題を独自の視点でとらえ、提言をおこなっている。2001年に京都新聞大賞文化学術賞、2002年に和辻哲郎文化賞(一般部門)、2003年に第54回NHK放送文化賞、2010年に南方熊楠賞、瑞宝中綬章などを受賞(章)。

おもな著書に、『わたしが死について語るなら』『絆 いま、生きるあなたへ』(以上、ポプラ社)、『仏教とは何か』(中央公論社)、『神と仏』『教えること、裏切られること』(以上、講談社)、『涙と日本人』(日本経済新聞社)、『天皇と日本人』(大和書房)、『あなたの知らない栄西と臨済宗』(洋泉社)、『死の民俗学』『近代日本人の宗教意識』『「教行信証」を読む』(以上、岩波書店)、『日本の「宗教」はどこへいくのか』(角川学芸出版)、『17歳からの死生観』(新潮社)、『悲しみの精神史』『山折哲雄の新・四国遍路』(以上、PHP研究所)他多数がある。
(データ作成:2015年)