人名事典

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山田太一

(やまだ・たいち)
1934年、東京浅草生まれ。1958年、早稲田大学教育学部卒業。松竹に入社し、木下恵介氏のもとで助監督を務める。1965年、シナリオライターとして独立。テレビドラマの脚本家として「岸辺のアルバム」「想い出づくり」「ふぞろいの林檎たち」「丘の上の向日葵」をはじめ、多くの名作を手がける。1982年、「ながらえば」「男たちの旅路―戦場は遙かになりて」で芸術選奨文部大臣賞受賞。1985年、菊池寛賞を受賞。一方、作家としても活躍。1988年には『異人たちとの夏』(新潮社)で山本周五郎賞を受賞。また、映画・舞台の脚本も意欲作を次々に発表しており、1991年、「少年時代」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。

著書に『生きるかなしみ』(ちくま文庫)『誰かへの手紙のように』(マガジンハウス)『飛ぶ夢をしばらく見ない』『禰太郎さんの話』(以上、新潮文庫)『リリアン』(小学館)など多数がある。

(データ作成:2008年)