人名事典

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恩田 陸

(おんだ・りく)
 1964年生まれ。編集者として働くかたわら、1991年、第三回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』(新潮文庫ファンタジーノベル・シリーズ、のち単行本として再刊)でデビューする。

 その他の作品に『球形の季節』(新潮社)、『不安な童話』(祥伝社)、『三月は深き紅の淵を』(講談社)、『光の帝国』(集英社)など。ファンタジックながら、ミステリやホラー、青春小説など、ジャンルをまたいだ作風で知られる。

 独特の、透明感を持ちながらも重さを感じさせる文体に、魅了される読者も多い。いわゆる「はまる」タイプの実力派女流作家である。1998年、編集者業をやめ、専業作家になる。今後のさらなる活躍が期待されている。

(データ作成:2000年)