人名事典

>> 検索トップへ

植田いつ子

(うえだ・いつこ)
1928年、熊本県玉名市に生まれる。1949年桑沢デザイン研究所と文化学院デザイン科に通うかたわら絵画研究所で学ぶ。1951年桑沢デザイン研究所卒業。銀座ビジョン・銀座レインボウにデザイナーとして入社。1956年植田いつ子アトリエを開設。1959年この年から毎年コレクション活動を開始。1971年~2002年(株)ジュン・J&R部門開設にともない顧問デザイナーとして既製服を手掛ける。1972年赤坂に植田いつ子アトリエを移す。1974年桑沢デザイン研究所講師に就任、現在に至る。1975年パリでファッションショーを開く。第19回FEC(日本ファッション・エディタースクラブ)賞を受賞する。1976年皇太子妃(現・皇后陛下)デザイナーを拝命し、現在に至る。1979年(株)ミキモト宝石デザイン展示会を開き、その後ジュエリーデザインの発表をつづける。1983年作品集『植田いつ子の世界』(平凡社)刊行。この年の出版物の中の豪華本部門賞を受ける。また、翌年(1984年)、ドイツライプチヒ「世界の美しい本」展において佳作に入賞する。1986年ホテルオークラにて、デザイン活動30年を記念してファッションショーを開催。皇太子妃(現・皇后陛下)の御臨席を賜る。1988年プレタポルテ イツコ ウエダを併設。1992年『布・ひと・出逢い』(主婦と生活社)出版。1996年サントリーホールにて、デザイン活動40年を記念してファッションショーを開催。皇后陛下の御臨席を賜る。エッセー『布に聴く』(PHP研究所)出版。1997年 文庫本『布・ひと・出逢い』(集英社)出版。2001年元赤坂に植田いつ子アトリエを移す。植田いつ子の着物発表。伝統を尊重しつつ現代社会になじむ着物と着方を提案。2003年エッセー『植田いつ子の装いかた上手』(海竜社)出版。第56回熊本県近代文化功労者に選ばれる。1974年より現在まで舞台衣裳を約40数本制作。
(データ作成:2008年)