人名事典

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楡 周平

(にれ・しゅうへい)
 1957年生まれ。作家。1996年、米国企業在職中に処女作『Cの福音』(宝島社)を刊行、いきなりベストセラーになる。その後、作家として独立。

 1997年春には『クーデター』(宝島社)、1997年10月に、『Cの福音』の続編『猛禽の宴』を立て続けに刊行、ファンの心を掴むと同時にベストセラー作家に仲間入りする。

 スピード感と力強さの溢れる筆致を売り物とし、パワーの象徴としての犯罪者を主人公に据えたクライムノヴェル、謀略小説を得意とする一方、ユーモラスなSF『ガリバー・パニック』講談社などを刊行するなど、意外な側面も見せている。

 その他の著作に、コンピュータ・ウイルスによるパニックもの『クラッシュ』(宝島社)などがある。

(データ作成:1999年)