人名事典

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片田敏孝

(かただ・としたか)
群馬大学大学院工学研究科教授、広域首都圏防災研究センター長。1960年、岐阜県生まれ。1983年、豊橋技術科学大学工学部建設工学課程卒業。1985年、同大学大学院修士課程修了。1990年、同大学大学院博士課程修了。工学博士。株式会社東海総合研究所研究員、岐阜大学助手、名古屋商科大学講師などを経て、2005年より現職。2010年より広域首都圏防災研究センター長を兼務。専門は災害社会工学。災害への危機管理対応、災害情報伝達、防災教育、避難誘導策のあり方等について研究するとともに、地域での防災活動を全国各地で展開している。特に、釜石市においては、2004年(平成16年)から児童・生徒を中心とした津波防災教育に取り組んでおり、地域の災害文化としての災いをやり過ごす知恵や災害に立ち向かう主体的姿勢の定着を図ってきた。また、内閣府中央防災会議をはじめ、国・外郭団体・地方自治体の多数の委員会、審議会に携わり、研究成果を紹介しながら防災行政の推進にあたっている。主な学会活動として、日本災害情報学会理事、日本自然災害学会理事がある。
(データ作成:2012年)