人名事典

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牛場昭彦

(うしば・あきひこ)
 一九三八年東京都生れ。早稲田大学政治経済学部卒。産経新聞社入社、政治部、防衛庁担当記者を経て現職(政治部)。「戦後最高の駐米大使」といわれた故牛場信彦氏の次男。

 防衛問題、とくに自衛隊の動向に詳しく、日米双方の防衛関係者から高い信頼を得ている。『産経新聞』紙上で洒脱なコラム「怪刀乱麻」を担当しているが、九三年カンボジアで高田警部補射殺事件が起り、PKOから自衛隊を撤退させるべしとの議論が盛り上がった際には、PKOに危険はつきものだとして断固駐留を支持。ふだんの温厚さとは違った側面を見せた。

 九六年春からは、沖縄の米海兵隊の必要性をめぐって朝日新聞・田岡俊次編集委員と論争を続けている。

 論文に「『運頼み』日本PKO物語」(『Voice』94年1月号)、「自衛隊は自衛隊派遣論を信じない」(『諸君!』90年11月号)など。

(データ作成:1997年)