人名事典

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綾辻行人

(あやつじ・ゆきと)
 1960年、京都府生まれ。作家。京都大学出身。在学中は推理小説研究会に在籍。1987年、『十角館の殺人』(講談社)にて作家デビュー。精緻なロジックと「驚き」を読者に呈示する、本格ミステリの旗手として注目を浴びる。

 その後、「館シリーズ」として『水車館の殺人』『迷路館の殺人』『人形館の殺人』『時計館の殺人』『黒猫館の殺人』(いずれも講談社)を刊行。『時計館の殺人』では第45回日本推理作家協会賞を受賞した。その他、ホラー的な作品なども書く。

 著作に『殺人方程式』(光文社)、『鳴風荘事件』(光文社)、『霧越邸殺人事件』(新潮社)、『緋色の囁き』(祥伝社)、『フリークス』(光文社)、『殺人鬼』『殺人鬼・』(新潮社)、『眼球綺譚』(祥伝社)、エッセイ集『アヤツジユキト』(講談社)など。プレイステーション用のゲームの脚本、監修なども行い、マルチな才能を発揮している。

(データ作成:1997年)