人名事典

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茂木清夫

(もぎ・きよお)
 1929年、山形県生まれ。日本大学教授、東京大学名誉教授、地震予知連絡会会長。専門は固体地球物理、地震学、岩石力学。地震の発生機構ならびに地震予知に関心を持つ。

 1953年、東京大学地球物理学科を卒業、同年、三菱鉱業に入社する。1954年、東京大学助手になる。その後、東京大学地震研究所教授ならびに、同所長を歴任する。1980年、伊豆沖で震源の高周波音を捉えたことで、世間一般からも注目を浴びた。1990年に退官し、日本大学生産工学部教授になる。1991年、地震予知連絡会会長に就任。

 著書に『地震──その本性をさぐる』(東京大学出版会)、『日本の地震予知』(サイエンス社)、『地震予知を考える』(岩波書店)ほか多数。

(データ作成:1997年)