人名事典

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藤岡和賀夫

(ふじおか・わかお)
プロデューサー

兵庫県生まれ。3歳から東京。東京大学法学部卒。(株)電通入社後、PR局長な どを経て、

1987年よりフリープロデューサー。

日本の広告史を画したキャンペーン 〈デイスカバージャパン〉くモーレツからビューティフルへ〉くいい日旅立ち〉など、数 多くのプロデュース活動により1970~1980年代を通して電通のエースとして活躍。また、 「脱広告論」を中心にいち早く広告の文化価値を主張、時代のトップランナーとし て活発な言論著作活動を展開。1984年のベストセラー『さよなら、大衆。』では、 成熟消費社会における少衆化現象を摘出し、「大衆・少衆論争」を巻き起こすと 同時に、企業の多品種少量販売戦略化を促進した。

また、20年にわたり海外の 都市で日本の文化イベントをプロデュースするかたわら、1995年~2002年「プロデュー サー直伝塾」を主宰。2003年~2007年「NPO直伝塾」を開設、絶滅のおそれのあ る日本の言葉、風景、習慣を書物に採録する「レッドブック運動」を提唱。

第1 弾として2003年『懐かしい日本の言葉』ミニ辞典[正]を、2004年には[続]を刊行。 2006年『残したいね日本の風景』東北五十色刊行。2008年『忘れがたき東京』刊行。 他に『プロデューサー藤岡和賀夫全5巻』(PHP研究所1987~1989年)(電通1991年)

(データ作成:2009年)