人名事典
餌取章男(えとり・あきお) |
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一九三四年東京都生れ。東京大学教養学部卒。日本教育テレビ(現テレビ朝日)、『日経サイエンス』編集長を経て、三田出版会専務。 テレビ局で科学番組をつくっていた科学ジャーナリスト。時代の先を読み取る感覚は学者より鋭敏だ。皆がもてはやすインターネットの可能性に対し疑問をはさむ。『Voice』(96年4月号)の「標準化という恐怖」において、「インターネットはたしかにあらゆる情報を即座に把握でき、共有できる素晴らしいシステム。しかし、英語至上主義の画一化の恐れはないのか。日本語を捨てて英語民族になることは固有の文化を捨てることになる」と述べ、表層の議論とは一線を画す。 著書『ちょっとトクする「にんげん」のはなし』(三田出版会、94年)。 |
(データ作成:1997年) |