人名事典

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黒柳徹子

(くろやなぎ・てつこ)
東京乃木坂生まれ。大田区の洗足池の近くで育つ。トモエ学園から英国ミッションスクールの香蘭女学校を経て、東京音楽大学声楽科を卒業。絵本や童話を上手に読めるお母さんになりたくてNHK放送劇団の試験を受け合格。テレビの一期生となり『ヤン坊ニン坊トン坊』『魔法のじゅうたん』などの子ども向け番組に多く出演。独特の個性でラジオ、テレビで活躍する。その間、文学座附属演劇研究所、ニューヨークのメリー・ターサイ演劇学校などで学ぶ。1979年アメリカろう者劇団(ナショナル・シアター・オブ・ザ・デフ)の日本招来に協力し、日本各地で共に手話公演する。81年『窓ぎわのトットちゃん』を出版。総部数760万部を超え、その印税で「社会福祉法人 トット基金」を設立。プロのろう者の劇団を運営。84年アジアで初のユニセフ(国連児童基金)の親善大使に任命され、以後アフリカやアジアの国々を訪れ、現地の子どもと触れ合う活動を現在も続けている。83年NHK放送文化賞受賞。2003年勲三等瑞宝章を受章。テレビ朝日系列『徹子の部屋』は、2011年同一の司会者による番組の最多放送回数により、ギネス世界記録に認定される。2015年放送開始40年目に突入予定。主演舞台に『想い出のカルテット~もう一度唄わせて~』『33の変奏曲』『マスター・クラス』『幸せの背くらべ』『レティスとラベッジ』『喜劇キュリー夫人』ほか。

著書に『トットチャンネル』『トットちゃんとトットちゃんたち』『不思議の国のトットちゃん』『小さいときから考えてきたこと』ほか。『窓ぎわのトットちゃん』は英語をはじめ世界35カ国に翻訳されている。
(データ作成:2014年)