ライオンボーイ Lion Boy カリブの決闘
カリブの決闘
ジズー コーダ=著
枝廣順子=訳 天野喜孝=絵
お待たせしました! 第3弾7月25日発売予定!
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訳者メッセージ
 子どものころ、「動物と話せたらなあ!」と思ったこと、ありませんか? 「ライオンボーイ」の原書を受け取って、まず「主人公がネコ語を話せる」ことにワクワクしました。どんな冒険が始まるのだろう? ネコたちはどうやってチャーリーを助けてくれるのだろう?
 この本には、人が血を流し叫びながら死んでいくシーンもなければ、おぞましい魑魅魍魎もおそろしいお化けも幽霊も出てきません。剣や鉄砲を振り回す戦いの場面もありません。冒険の展開にハラハラすることはあっても、気味が悪くなったり心の底から怖くなったりすることはありません。子供にも安心して読ませてあげられる本です。
 どんなピンチにも、自分に「落ち着け、落ち着いて」と声をかけながら、自分の持てる力を発揮し、ネコたちの助けを借りながら、ひとつずつ解決していくチャーリーの姿は、快活で楽しく、読んでいても元気が出てきます。
 きっとこの本は、これまでぬくぬくと両親の庇護のもと、育てられてきたひとりの少年が、自分の力を試しつつ、両親以外の人々や動物たちに見守られ、助けられながら、いろいろな障害を乗り越えて、自立して成長していく物語でもあるのでしょう。
 そして主人公のチャーリーが、子どもらしくてチャーミングなこと! しっかりした両親に教え込まれた人生を生きていくうえでの知恵をひとつずつ実践していき、さらに自分でもくふうしたり失敗から学んだりしながら、窮地を切り抜けていくようすは、大人の私たちにも多くのことを教え、エールを送ってくれているようです。大人でも子どもでも、自分が絶体絶命のピンチに陥ったとき、「チャーリーだったら?」と本書を思い出して、きっとパニックにならずに切り抜ける手がかりを得ることでしょう。
 それにしても、チャーリーの冒険はこれからどうなっていくのでしょう? 大人たちの自分勝手さ、強欲さ、貪欲さ、将来世代のことなんてこれっぽっちも考えない近視眼的視野などの代表のような「帝国」に、チャーリーとライオンたち、ネコたちはどうやって挑んでいくのでしょうか? さらわれた両親は無事戻ってくるのでしょうか? 世界はどう変わるのでしょうか?
 翻訳者は、だれよりも先につづきが読める!という恵まれた立場にありますが、それでも待ち遠しくてしかたありません。
 ぜひあなたも、チャーリーの冒険の世界へごいっしょに!
訳者略歴
訳者 枝廣淳子  京都生まれ。晴遊雨読の子ども時代を送る。東京大学大学院で教育心理学を専攻し、カウンセリングの勉強をする。2年間の渡米生活をきっかけに29才から英語の勉強をはじめ、フリーランスの同時通訳者・翻訳者・環境ジャーナリストになる。国際会議等での通訳、出版翻訳のほか、心理学をもとにしたビジョンづくりやセルフマネジメント、環境問題に関する講演・執筆などで活動中。 夫と中学生・小学生の娘の4人家族。娘たちと自分の好きなファンタジー物語を交換しあって読むことが好き。
著書 『朝2時起きで、なんでもできる!』
『エコ・ネットワーキング!』
(サンマーク出版)
(海象社)など
翻訳書 『つよい子を育てるこころのワクチン』
『パワー・オブ・ワン』
『人生に必要な荷物 いらない荷物』
『エコ経済革命』
『環境ビックバンへの知的戦略』
『みんなのNPO』
『ガンジー 奉仕するリーダー』
『カサンドラのジレンマ』等多数。
(ダイヤモンド社)
(海象社)
(サンマーク出版)
(たちばな出版 )
(家の光協会)
(海象社)
(たちばな出版)
(PHP研究所)等多数。
その他にも、 翻訳+編集をした『非戦』(幻冬舎)がある。
<訳者ホームページ:えだひろがる えだひろば