
知っているようで知らない"しきたり"を考える4冊
『神社のしきたり』
浦山明俊著
角川マガジンズ/1,365円(税込)
"しきたり"に隠された
深い世界に触れてみよう
新年が明けて、今年も多くの人が神社に繰り出した。「毎年欠かさず初詣でに行く」という人もたくさんいることだろう。
しかしそういう人でも、「神社での正しい参拝の仕方とは? その由来は?」と聞かれると、答えに窮する場合が多いのでは。毎年の恒例行事であるがゆえに、案外きちんと知らないことも多い。
そうした、知っているようでじつは知らない「神社のしきたり」を学べるのが本書。著者の浦山氏は、神道研究で有名な國學院大学を卒業し、神道研究家とサイエンス・ジャーナリストという肩書きを併せ持つ人物。神社という、ある意味科学とは相反するような題材を、客観的でていねいな筆致で解説できるのは、やはりサイエンス・ジャーナリストの経験が大きいに違いない。お守りやお札の納め方、玉串の捧げ方といったノウハウから、神社の歴史、そして靖国神社に象徴されるアジアと神社の問題まで、本書の扱う話題は幅広いが、最後まで飽きることなく読み進められる良書だ。
神社だけでなく、「日本のしきたり」について広く知りたい場合は、(1)『日本人のしきたり』をお勧めしたい。お正月だけでなく、結婚や贈り物など、生活のなかのしきたりを通じて、日本人が大切にしてきた文化を知ることができる。
文化などと大上段に構えず、気軽にしきたりを学びたいなら、(2)『しばわんこの和のこころ』がいいだろう。柴犬のしばわんこと三毛猫のみけにゃんこが、楽しく和のしきたりとその心を教えてくれる。そして、(3)『蕎麦屋のしきたり』には、粋に呑み・粋に食べる"通"の姿がある。何事も追究すれば、深い世界があるはずだ。(Y.I)
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『日本人のしきたり』 飯倉晴武編著 青春出版社/700円(税込) |
『しばわんこの和のこころ』 川浦 良枝著 白泉社/1,470円(税込) |
『蕎麦屋のしきたり』 藤村和夫著 NHK生活人新書/672円(税込) |

『ヤル気のない部下をクビにして何が悪い!!』
国吉 拡著
出版文化社/1,500円(税込)
刺激的なタイトルに、溜飲を下げる管理職もいるだろう。だが、部下に厳しく接するには、それ以上の厳しさで自分を律しなくてはならない。小手先ではない、上司の哲学が学べる。
『齋藤孝のざっくり! 日本史』
齋藤孝著
祥伝社/1,575円(税込)
「摂関政治は現代も続いている」「クールジャパンの源流は江戸にある」など、興味を呼び起こす見出しがそこかしこに。受験日本史ではなかなか学べない歴史の面白さが実感できる。
『日本を降りる若者たち』
下川裕治著
講談社現代新書/756円(税込)
本書のキーワードは「外こもり」。タイ・バンコクをはじめ、主に東南アジアの街で「何もせずどこにもいかず」留まる若者たちの様子だ。そこからみえる日本社会の閉塞感こそ、直視したい
『5分で売れる! 営業ノウハウ』
西野浩輝著
PHP研究所/1,470円(税込)
できる営業は「努力」でなく「工夫」をしている。
「ここで売れる!」という5分間に取るべき行動を、営業を知り尽くした著者が解説。凡人営業が壁を乗り越える近道がここにある。
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