Voice
発売日
2016年8月10日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2016年9月号

今月号の読みどころ

総力特集は、「昭和の大戦」の真実。第二次世界大戦の終結から70年。幸いにして、第三次世界大戦は起こっていない。しかし現在も世界各地で紛争、戦闘、テロ行為が絶えない。東シナ海の緊張も日増しに高まっている。今後、日本が国家と民族の安寧を保つためにはどうすればよいのか。先の大戦の教訓から学び、これまでの繁栄に感謝しつつ、英霊に哀悼の誠を捧げる夏としたい。特集は、民主主義のから騒ぎ。英国では国民投票によってEU離脱が選択され、欧州を大混乱に陥れた。日本では今夏の参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたものの、若年層の得票率は低かった。声高に「民主主義を守れ」と叫ぶだけではなく、その正しい運用の仕方こそ、考えるべきではないか。
公式サイト

今月号の目次

特別インタビュー
日記は人生の「いい始末」
曽野綾子
18p
総力特集:「昭和の大戦」の真実
ドイツの悪夢再び
中西輝政
32p
チャンドラ・ボースの遺族が語る「インド独立と日本の絆」
岡部 伸
47p
日本はなぜ東南アジアで戦ったのか
宮田昌明
54p
人間魚雷「回天」特攻兵・塚本太郎の生と死
早坂 隆
64p
日本のメディアはまだGHQの占領下にある
ケント・ギルバート
72p
特集:民主主義のから騒ぎ
英国議会主権のジレンマ
デービッド・アトキンソン
80p
若者の政治参加を促す法
谷口将紀
88p
老耄座談 古典から「人間学」を学べ
渡部昇一
96p
海の守りを固めよ!
沖ノ鳥島が「岩」になるとき
山田吉彦
132p
習近平外交の大失敗
石 平
142p
読み物・連載
文化が地方を元気にする
ティエリー・ダナvs門川大作
104p
ドイツ発金融恐慌に備えよ
長谷川慶太郎
124p
終戦と昭和天皇の〈理想社会〉
秦 澄美枝
158p
五能線に学ぶ地方創生
遠藤 功
168p
甦るサイクス=ピコ協定
池内 恵
183p
自分に合うふるさとを探す幸せ
養老孟司vs須永珠代
114p
プリンス〈第3回〉
第一章 チェンジ(1)
真山 仁
205p
超韓流猫コリにゃん〈第17話〉
核爆弾と韓国の原発
室谷克実[原案]/諸星惣一郎[漫画]
197p
ヘイトスピーチ対策法は憲法違反だ
水間政憲
150p
「ちゃんと生きたい」若者たち
瀧川千智
190p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
日米友好を祈念するワシントンの伊豆石
渡辺惣樹
24p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
トランプ現象の本質
三浦瑠麗
26p
ニッポン新潮流〈経済政策〉
東京が放っておいても赤字になる日
飯田泰之
28p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
EU加盟のメリットって何?
山形浩生
30p
しぶといやつ〈第9回〉
第三章 捲土重来(1)
幸田真音
218p
覚醒するクラシック〈第39回〉
新世界より
百田尚樹
227p
巻頭言〈第21回〉
習慣性
養老孟司
15p
私日記〈第200回〉
イスタンブールの夜の記憶
曽野綾子
232p
平成始末〈第81回〉
英国の誇り
山折哲雄
246p
友(アート)を訪ねて〈30〉
ジャン=フランソワ・ミレー
文/原田マハ
6p
凛たる女性〈69〉
千野麻里子
撮影/遠藤 宏
9p
Keyフレーズ
時代を斬る!論点

1p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。