Voice
発売日
2016年10月8日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2016年11月号

今月号の読みどころ

総力特集は「中国と北朝鮮 隠された危機」。2016年9月、杭州G20(20カ国・地域首脳会議)の議長国・中国の顔に泥を塗る格好で、北朝鮮が中距離弾道ミサイルの発射と5回目の核実験を行なった。「北朝鮮は中国の手下」ではなかったのか。いままでの国際政治の分析では説明のつかない事態が生じている。他方、その中国も国際社会の声とハーグ仲裁裁判所の判決を無視して「南シナ海は古代から中国の領土」と主張してはばからない。中国と北朝鮮はなぜ暴走を続けるのか。日本にとっての本当の危機とは何なのか。うわべの議論を引き剥がして読者に明らかにする。
特別寄稿として丹羽宇一郎・元駐中国大使による論考を掲載。超大国の米中、そしてEUを支える独仏の指導体制が決まるこの2016年に、日本のプレゼンスと発信力、行動力を問う力作。一読を請う。
公式サイト

今月号の目次

特別寄稿
日本の発信力を高めよ
丹羽宇一郎
18p
緊急レポート
トランプ大統領のアメリカ
渡辺惣樹
26p
総力特集:中国と北朝鮮 隠された危機
なぜ国際社会に背を向けるのか
宮家邦彦
50p
金正恩「わが闘争」
李 英和
58p
六者協議再開しかない
長谷川慶太郎
66p
武器さえ持てない自衛隊
火箱芳文/杉本正彦/外薗健一朗
74p
特別企画:世界で勝つ日本企業
ポケモンに負けないコンテンツを育てる
松田洋祐
116p
売れ筋商品は地域を問わない
大村禎史
124p



四島返還こそ「法と正義」だ
津守 滋
100p
国籍問題とグローバリゼーション
八幡和郎
92p
老後不安不況を吹き飛ばせ[解決編]
大前研一
108p
老耄座談
孫たちと食事する幸福
渡部昇一
132p
日本人の主体性を保持した教育を
赤井益久
140p
研究発表の自由を禁じる医学会
森嶌昭夫
146p
豊洲移転・置き去りにされる場外業者の声を聴け
岡村 青
156p
新連載 
西南、南西、テレビ風
結城豊弘
48p
保田與重郎と萬葉集(下)
小川榮太郎
192p
広島カープは黄金時代
二宮清純
85p
プリンス〈第5回〉
第一章 チェンジ(3)
真山 仁
210p
日本人の《商いの心》を探る(2)
商い自由と往来自由
呉 善花
163p
軽減税率が招く不公平
加藤淳子
184p
戦前の昭和天皇と皇室の真実2
水間政憲
201p
入学試験には徳育テストを [再録]
松下幸之助
235p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
北の核問題、究極の選択とは
三浦瑠麗
42p
ニッポン新潮流〈経済政策〉
新ブラック企業は成長戦略の足枷
飯田泰之
44p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
豊洲移転報道は何を騒いでいるのか
山形浩生
46p
著者に聞く
『ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか』
山崎繭加
170p
しぶといやつ〈第11回〉
第三章 捲土重来(3)
幸田真音
221p
覚醒するクラシック〈第41回〉
フィガロの結婚
百田尚樹
230p
巻頭言〈第23回〉
発展祈り業
養老孟司
15p
私日記〈第202回〉
人生すべて道半ば
曽野綾子
34p
平成始末〈第83回〉
備えあれば憂いなし
山折哲雄
246p
友(アート)を訪ねて〈32〉
オディロン・ルドン
文/原田マハ
6p
凛たる女性〈71〉
関口 舞
撮影/遠藤 宏
9p
Keyフレーズ
時代を斬る!論点

1p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&位見

244p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。