Voice
発売日
2017年7月10日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2017年8月号

今月号の読みどころ

安倍政権は支持率低下を内閣改造によって乗り切ろうとしている。だが、政局と政策は別物である。日本を巻き込む北朝鮮の脅威は消えていない。この危機を、いったいどの国会議員が議論しているというのか。「森友・加計問題はフェイクニュース」(髙橋洋一先生)であり、空費した時間は戻ってこない。8月号の総力特集は、安倍政権が棚上げにしてきた問題を問う。宮家邦彦先生は、古い勢力均衡(バランス・オブ・パワー)論に代わる新しい概念として、力の「充満と空白」概念を提唱。日本の積極的関与を促す。経済政策は竹中平蔵先生が「王道政策論に回帰せよ」と説く一方で、海の向こうでは友邦国の台湾がパナマから断交を受け、孤立の果てに中国に併呑される危機を抱えている。福島香織先生の台湾論、山田吉彦先生の「マラッカ海峡がアジアの生命線」との論考を読めば、一連の黒幕が中国であることが見えてくる。特集は「米英の戦争責任」。「ルーズベルト、チャーチルがいなければ」日本は第二次世界大戦に巻き込まれずに済んだのでは、との刺激的な対談を中西輝政先生、渡辺惣樹先生が繰り広げる。ケント・ギルバート先生の国史論も必読の内容。
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今月号の目次

巻頭インタビュー
言論封殺の恐ろしさ
百田尚樹
18p
総力特集:どうする!安倍政権
東アジアの「勝ち組」に残れるか 
宮家邦彦
42p
王道政策論に回帰せよ 
竹中平蔵
50p
森友・加計問題はフェイクニュース
高橋洋一
58p
日本が台湾の「孤立化」を防ぐ
福島香織
66p
マラッカ海峡がアジアの生命線
山田吉彦
74p
特集:米英の戦争責任
ルーズベルト、チャーチルがいなければ 第二大戦勃発の真因
中西輝政/渡辺惣樹
82p
GHQに奪われた国史と神話
ケント・ギルバート
96p



凍結された中国不動産市場
石 平
104p
原始に後退する韓国経済
櫻井よしこ/洪ヒョン
112p
慰安婦合意破棄は避けられない
シンシアリー
122p
中国「五大戦区」の秘密
兵頭二十八
130p
米中熱戦、日本の選択
藤井厳喜
136p
北朝鮮との「正しい戦争」を支持せよ
野口裕之
144p
蜷川幸雄の遺言
藤原竜也
152p
ワインに込めた復興の願い
毛利親房
184p
憲法改正は大阪がモデル
松井一郎
160p
著者に聞く
『劇場』人生の苦しい時期を描く
又吉直樹
238p
プリンス〈第14回〉
第三章 混迷(3)
真山 仁
208p
一律的な労働時間削減では意味がない
青野慶久
193p
「挑戦するDNA」が都市を変える
編集部
168p
酒とたばこは心の安らぎ
山本 博
200p
人間本然主義の視点
松下幸之助
243p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
四角い「ハチの巣」~その一~
渡辺惣樹
34p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
神学論争を越えた改憲を
三浦瑠麗
36p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
性的なものへの過剰規制
開沼 博
38p
西南、南西、テレビ風(10)
「海の映画館」からの招待状
結城豊弘
40p
しぶといやつ〈第19回〉
第五章 多士済々(3)
幸田真音
219p
覚醒するクラシック〈第49回〉
後期弦楽四重奏曲
百田尚樹
229p
巻頭言〈第32回〉
政治嫌い
養老孟司
15p
私日記〈第211回〉
歴史的な些事
曽野綾子
26p
友(アート)を訪ねて〈41〉
植田正治
文/原田マハ
6p
凛たる女性〈80〉
御園井裕子
撮影/遠藤 宏
9p
Keyフレーズ
時代を斬る!論点

1p
Voiceブックス
編集者の読書日記

234p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

235p
Voiceレター
読者の感想&意見

236p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。