歴史街道
発売日
2016年1月6日
税込価格
693円
(本体価格630円)
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歴史街道 2016年2月号

今月号の読みどころ

「真田日本(ひのもと)一の兵(つわもの)」「日本にはためし少なき勇士なり」…。敵からも、また後世の人々からも戦いぶりを絶賛されたのが、従来、真田幸村の名で知られた真田信繁です。稀代の智将と呼ばれた父・真田昌幸の薫陶を受け、大谷吉継、石田三成らとの出会いから「義」の心に接した信繁。彼が関ケ原合戦で父とともに西軍に加担、上田合戦で徳川軍を散々に翻弄し、さらにその後、豊臣家の要請に応え、大坂冬・夏の陣に参戦、総大将の徳川家康を討ち取る寸前まで追い詰めたのはなぜか。信繁の生涯を貫いた「真田の誇り」に迫ります。また大河ドラマ「真田丸」出演の堺雅人さん、大泉洋さん、脚本の三谷幸喜さんのインタビューも掲載。
第二特集は「聖徳太子はいなかったのか」です。

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今月号の目次
麦稈真田を編む
黒鉄ヒロシ
3p
この人に会いたい
vol.109
堺 雅人
7p
総力特集 真田信繁 大敵に挑んだ「六文銭」の誇り
総論 家康の私欲に「真田の兵法」で挑む! 陽性で懐の深い智将の魅力
童門冬二
14p
ビジュアル1
「日本一の兵」へ! 若き信繁、奔る

20p
ビジュアル2
信繁を取り巻く人々

22p
特別グラビア
長澤まさみ
24p
ビジュアル3
関東大乱の兆し! その時、真田父子は…

26p
特別インタビュー
家族のため、真田のためを最優先する責任感を背負った男を演じたい
大泉 洋
28p
「幸村」は間違い? 予備知識なしでもわかる「基本の基本」真田Q&A
河合 敦
30p
「六文銭」の誇りとともに…信繁人生年表

35p
「六文銭」の誇りを培って(1)
武田を支え続けた真田
監修・渡邊大門
36p
武田滅亡…悲嘆を打ち払い、生き残りを図る父・昌幸が見せた底知れぬ智謀
橋場日月
38p
コラム1
出浦、高梨、堀田…真田を支えた家臣たち

43p
「六文銭」の誇りを培って(2)
大敵を手玉に取る智謀
監修・渡邊大門
44p
直江、大谷、石田…漢たちの薫陶から見出した真田にとっての「義」とは
江宮隆之
46p
コラム2
「心だておかしき者」…智将の横顔

51p
「六文銭」の誇りを培って(3)
小が大に勝つ真田の戦
監修・渡邊大門
52p
「各々が六文銭の誇りを貫くまで」兄との訣別と父の采配から学んだもの
工藤章興
54p
コラム3
「会ってお話ししたい」信繁の家族への手紙

59p
「六文銭」の誇りを培って(4)
わが兵法を天下に示す
監修・渡邊大門
60p
徳川に一度も後れたることなし! 赤備の智将、大坂の陣で鬼神と化す
海道龍一朗
62p
特別インタビュー
悲劇のヒーローではなく、常に希望を失わない信繁の生き方を描きます
三谷幸喜
70p
昌幸・信繁ゆかりの高野山、九度山を紀行する

76p
虚構? 仏教に専念? 最新研究から読み解く 聖徳太子はいなかったのか
はじめに 多くの人が抱く「不出世の偉人」「聖人」のイメージ
足立倫行
82p
虚構説 聖徳太子はいなかった…では、誰が作り上げたのか
足立倫行
84p
実在説の周辺 大王の代行者、仏教への帰依…厩戸皇子の真実とは?
足立倫行
88p
虚構か? 実在か? 諸説を比較する

92p
連載
キャッチャーはスパイだった 「大リーガー」モー・バーグの謎
第5回 ハイゼンベルクを確保せよ
吉田一彦
94p
我、六道を懼れず 真田昌幸 連戦記 立国篇
第33回
海道龍一朗
100p
「歴史街道」伝言板

110p
BOOKS・CINEMA

112p
この著者に注目!
野田サトル

114p
小笠原諸島と小花作助 1000キロ先の東京都、知られざる歩み

四條たか子
115p
歴史街道インフォメーション

120p
お江戸ぶらり散歩 あの日、あの時、この場所で
第23回 雷門焼失
文・絵 堀口茉純
122p
国宝・松江城を攻略せよ! 「SHIROZEME in 松江城」体験記


126p
歴史街道脇本陣

131p
歴史街道・ロマンへの扉
桜井・長谷寺
林 宏樹
134p
北から南までこんなにある! 全国のお雑煮いろいろ
監修・奥村彪生
136p
安芸折々
第1回 宮島
写真・文 松尾 純
141p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。