リーダーズクラブ [PHPくらしラク~る 2010年11月号]

私のおすすめ段取り法
『調理はこいつにお任せ!』
カプチーノ・広島県・主婦
 結婚する時、母が「これ」と言ってプレゼントしてくれたもの。それは圧力鍋! 重くて、取っ手が長くて不恰好。棚に入れようものなら場所を取って他の鍋が入らない始末。当初はあまり歓迎出来た代物ではなかったのですが、しかし、これがタダモノではありませんでした。
 さばの味噌煮やさんまの佃煮は骨まで柔らかく食べられるし、豚の角煮もトロットロ。茶碗蒸しも、すが入らない。おまけに家で出来た金柑をジャムに出来たりして、レパートリーが格段に増えました。
 時間とガス代の節約になる上、プロのような出来栄えに圧力鍋様様、母にも大感謝です!今年で10年、キッチンで今日も頑張ってくれています。私はといえば、深まり行く読書の秋を満喫させてもらっています。
 

私のおすすめ段取り法
『「ながら』で効率よく
バニラ・山形県・家事手伝い
 私は普段から何をするにも、「~しながら○○する」という「ながら」を意識しています。
 家事だったらラジオを聴きながら料理や洗濯をする、といった具合です。
 家事以外に、誰かと待ち合わせをするときにも「ながら」はとても効果的です。
 たとえば、待ち合わせの場所を本屋さんと決めれば、本を読みながら相手を待つことができます。
 相手が多少遅れて来ることがあってもイライラしないし、本が読めて時間の有効活用にもなります。

 

私のおすすめ段取り法
『2つの武器で自分時間を』
はなはぴ・北海道・主婦
 私の時間段取り法の武器は、リストとタイマーです。リストには、「出かける時に郵便物を出す」などのついで用事や、簡単にできることを書き出します。書き出すことでやり忘れがなくなり、用事がいっぺんに片づきます。終了したらリストをチェック。これで達成感も得られます。
 次にタイマーですが、これは特に、少し時間のかかるキッチン周りや、水回りを掃除する日に活躍します。
 例えば、今日は掃除をみっちり60分しようとするなら、タイマーを55分にセットし、残りの5分を後片づけの時間にあてるようにします。
 家事はやりだすと切りがないので、後片づけも含めて取り組む時間を決め、できなかったところは次回に回すという割り切りも大切。タイマーを使ってから、自分の時間が上手に作れるようになりました。
 

ちょっと笑える失敗談
『息子の将来の夢』
むっく・福岡県・主婦
 小学3年の息子の参観日。将来の夢を1人ずつ発表していき、息子の番になりました。
 「将来はシュフになりたいです」と大きな声。主婦?と思っていると、先生が「今の時代、男の人が家庭の事をするのも珍しくないですね。頑張りましょう」と言われました。
 息子はキョトンとしていましたが、たくさんの拍手をいただきました。ですが、息子の夢はシェフになる事です……。
 

ちょっと笑える失敗談
『病人は、一体誰?』
フラワー・岩手県・主婦
 娘の腕にしこりができ、皮膚科で手術をすることになりました。思いのほか簡単な手術だったため、私も娘と一緒に処置室に入ることに。ベッドで泣く娘の涙をふいたり励ましながら、10分ほどで手術は無事に終了したのですが……。
 私は「終わった」とホッとした途端、全身の力が抜け、貧血状態になってしまいました。こともあろうに、たった今手術を終えたばかりの娘がベッドから下ろされ、私が横になるはめに。
 しまいには、腕に包帯をまく娘に心配され、「いったい私は何しに来たんだろう」と情けないやらおかしいやら、複雑な気持ちで家路につきました。その後、家族から爆笑されたのは言うまでもありません。
 

ちょっと笑える失敗談
『「引く」にもいろいろ』
なでしこ・神奈川県・パート
 全面ガラス張りのオシャレなお店を訪ねたときのこと。扉に「引く」の文字を見て、その通り引いたのに開きません。私は力が足りないのかと思い、バーに両手をかけ、足をひとふんばり。けれど、びくともしないのです。
 不思議そうにこちらを見ている不親切な店員さんに、ちょっとムッときた次の瞬間、私はあることに気付きました。
 手前に引かねばならないところを、私はふすまのように横にスライドさせていたのです! 何事もなかったかのように、涼しい顔でお店に入ったものの、内心すごく恥ずかしかったです。
 

最近感動した出来事
『父が欲しいと言ったもの』
弘 せりえ・大阪府・会社員
 父が脳梗塞で倒れて6年。家族の誰もが以前の強い父の面影を忘れていました。
 そんなある日、妹が父に、父の日のプレゼントは何がいいか、と聞いたそうです。すると、父はボソッと照れたように、「かあさんに新しいラジオ、プレゼントしたいねん」とつぶやいたそうです。
 結婚以来、亭主関白で偉そうにしてきた父が、母に何かプレゼントしようとしたのは、これが初めてかもしれません。
 自分の体が動かないから、娘に母への贈り物を頼んだ父。それも、自分への贈り物を、母への贈り物にしようとした父。
 私と妹は涙しましたが、母はケロッとしていて、親子・夫婦間の温度差を感じましたが、父は本当に母が好きなんだなぁと思った出来事でした。
 

最近感動した出来事
『自然の甘さにビックリ』
キャロット・島根県・主婦
 わが家の庭には畑があるのに、土いじりにまったく興味がなかった私。でも最近、野菜作りにはまってしまいました。
 種から育てた人参とラディッシュを初めて収穫し、口にした時の味は忘れられません。「えっ、こんなに甘いの?」とビックリしました。
 家族にも同じ感動を味わってもらいたくて、畑仕事を頑張っています。畑でとれた水菜やラディッシュ、玉ねぎのサラダは夫や子どもたちも大好きです。育ててすぐに食べられる幸せっていいですよね。自然の恵みに感謝です。
 

私のストレス解消法
『お絵かきボードでスッキリ』
たるたるん・福岡県・主婦
 家に小さな子どもがいて、なかなか外に遊びに出られない私のストレス解消法は、子どもと遊びながら、子どものお絵かきボードに落書きをすることです。
 お絵かきボードは書いてもすぐに消せるので、自分が思っていることを書いてサッと消しています。家計のやりくりがうまくいかず、悶々としているときには、“家族のためにも節約をがんばるぞ!”などと書いて自分を励ますこともあります。
 ボードに書く以外に、大きな声で歌を歌うのも気持ちがスッキリします。どちらも子どもをあやしながらできるのでおすすめです。