Voice
発売日
2008年7月10日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2008年8月号

今月号の読みどころ

 矛盾や制度疲労を抑えつけオリンピックに注力してきた中国。特集では、母国を憂う有識者各氏(何清漣、ウィリー・ラム、石平)が、バブル崩壊、民主化運動、権力闘争による混乱など、祭りのあとの危機を訴える。さらに大前研一氏はチベットや台湾の情勢変化に触れ、中国を一体化して統治することがいよいよ困難になったと説く。
 一方、日本は安泰か? ジョン・ホー、ケント・カルダー、ロバート・フェルドマン氏ら外国人の頭脳で、衰退を食い止める方策、行動原理を論じてもらった。
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今月号の目次

TOKYOファッション〈8〉
ミナ ペルホネン
川島蓉子
11p
未来をつくる技術〈20〉
メタンハイドレート[三井造船]
文:志村幸雄
17p
進化する教育現場〈8〉
品川女子学院
漆 紫穂子〈対談〉和田秀樹
23p
日本の事件簿〈8〉
公務員という名の犯罪集団
高山正之
28p
巻頭の言葉
福田総理の「増税」発言
竹中平蔵
31p
時代を拓く力
観客と交わってこそ音楽家だ
五嶋みどり/取材・構成:最相葉月
34p
特集・オリンピックで自滅するか中国
バブル経済・四重苦の危機
何 清漣
44p
日系企業の生き地獄
青木直人/田代秀敏/西法太郎
52p
人権運動に五輪は沈む
古森義久
74p
北京へのジハード宣言
宮崎正弘
98p
ネット市民VS共産党
ウィリー・ラム
84p
温家宝を使い捨てる胡錦濤
石 平
92p
“天罰”を忘れた中国人
宮脇淳子
104p
「一つの中国」はもう限界
大前研一
64p
  
前原誠司の勇気に応えよ
田原総一朗
158p
特集Ⅱ・日本は二流国へ堕ちる!
上場企業の経営力を疑う
ジョン・ホー<対談>財部誠一
110p
地方経済が世界で稼ぐ日
ロバート・フェルドマン
120p
オバマは日本を見捨てるか
ケント・カルダー
126p
ストップ! 学力低下
川口マーン惠美
144p
大学病院こそが医療を歪めた
和田秀樹
138p
「秋葉原殺人犯」の痛んだ脳
岡田尊司
132p



話題のテーマに賛否両論!
食料自給率は上げるべきか
池田信夫/竹村公太郎
174p
親も塾も学校の味方
藤原和博<対談>山田 宏
202p
「杉並師範館」探訪記
中村彰彦
212p
道州制は地方分権に切り札か
井戸敏三
222p
皇室論争に終止符を打つ
竹田恒泰
166p



PHPからの主張
「教育改革」をすべてやめよ
亀田 徹
156p
ニッポン新潮流〈スポーツ〉
怪童・中西太の人材育成
二宮清純
150p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
アフリカへの援助はまともか
山形浩生
152p
ニッポン新潮流〈経済産業〉
消費者の懐を温める方法
若田部昌澄
154p
この著者に会いたい
『東京島』
桐野夏生/聞き手:仲俣暁生
182p
ベストセラーと現代
湯浅誠著 『反貧困』
川井龍介
187p
企業家の一冊
ジークムント・フロイト著『モーセと一神教』
成毛 眞
189p
ワンポイント書評
  
200p
思い出の人、思い出の時〈第7回〉
スキーと福祉
ともひとしんのう/聞き手:工藤美代子
226p
『パル判決書』と昭和の戦争〈最終回〉
正義の秤
渡部昇一
234p
大宰相・原敬〈第20回〉
外務卿御用掛
福田和也
242p
ボイス往来
  
258p
私日記〈第104回〉
タヌキの贈りもの
曽野綾子
250p
巻末御免(284)
夕顔の作歌
谷沢永一
262p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。