Voice
発売日
2008年10月10日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2008年11月号

今月号の読みどころ

リーマン・ブラザーズの破綻で、大恐慌までも囁かれるアメリカ。日本を代表する国際政治学者・中西輝政氏は経済、さらに外交・安全保障面における「覇権の終焉」を断言し、“一挙50枚”の原稿に纏めた。氏は、この夏に起こったWTO農業交渉の決裂、ロシア主導のグルジア戦争、対インド核関連輸出の解禁に注目し、アメリカ一極支配の基盤が一気に壊れたと述べている。さらに、「世界大恐慌」と現状とを比較した安達誠司氏、ドル基軸体制の崩れの実態を活写した倉都康行氏の寄稿など、アメリカと世界の次代が洞察できる力作満載。
公式サイト

今月号の目次

TOKYOファッション〈11〉
ロオジエ
川島蓉子
11p
未来をつくる技術〈23〉
補助人工心臓[テルモ]
文:志村幸雄
18p
進化する教育現場〈11〉
朝日塾小学校
鳥海十児〈対談〉和田秀樹
19p
日本の事件簿〈11〉
役人を斬る
高山正之
30p
「電気」は何処へ〈10〉
八丈島の地熱発電
二見喜章
32p
巻頭の言葉
リーマン破綻への正当な評価
竹中平蔵
35p
時代を拓く力
国産ジェットに吹く追い風
宮川淳一/取材・構成:中野不二男
38p
特集・「アメリカ帝国」衰亡の危機
覇権の終焉
中西輝政
48p
大恐慌は再来するか
安達誠司
82p
国連を誤る愚かな選挙!?
伊藤貫
92p
「強さ」を捨てたアメリカ人
日高義樹
100p
ドル一極支配は壊れている
倉都康行
74p



中小企業は世界で勝負せよ
水野和夫
160p
松下幸之助の理念を貫く
中村邦夫〈対談〉北康利
168p
特集Ⅱ・決戦!総選挙 日本を元気にする政党・壊す政党
麻生流・経済プランを斬る
リチャード・クー
106p
民主党“生活が第一”の盲点
山崎元
114p
小沢の不誠実、麻生の構想力
永久寿夫
134p
総理!「自民党をぶっ潰す」宣言を
遠藤浩一
148p
中川・小池新党のシナリオ
花岡信昭
140p
バラマキ合戦の末路
高橋洋一〈対談〉長谷川幸洋
120p



希望の大国・日本 第2回
コンピュータはもはや足枷
原丈人
176p
これからの台湾が選択する道
浅野和生
214p
道州制に代えて広域連合を提案する
井戸敏三
230p
地方分権の先に道州制あり
猪瀬直樹〈対談〉江口克彦
220p
ニッポン新潮流〈スポーツ〉
武蔵川理事長vs親方衆
二宮清純
154p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
壮大な物理学実験は有益だ
山形浩生
156p
ニッポン新潮流〈経済産業〉
著作権強化は「経済的」か
若田部昌澄
158p
○ BOOK STREET


この著者に会いたい
『聖家族』
古川日出男/聞き手:仲俣暁生
203p
ワンポイント書評

212p
企業家の一冊
松本一男著『論語一日一話』
ビル・トッテン
210p
ベストセラーと現代
藤田宜永著『喜の行列 悲の行列』
川井龍介
208p



思い出の人、思い出の時〈第9回〉
21世紀の皇室
ともひとしんのう/聞き手:工藤美代子
246p
大宰相・原敬〈第23回〉
甲申事変
福田和也
237p
私日記〈第107回〉
思想弾圧指数としてのマスゲーム
曽野綾子
254p
ボイス往来
  
262p
巻末御免(287)
創作された偽史
谷沢永一
266p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。