Voice
発売日
2009年1月10日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2009年2月号

今月号の読みどころ

 いよいよ“オバマ大統領のアメリカ”が始まる。そこで、経済の行く末について、欧米の著名な論者に述べて頂いた。大変悲観的な投資家のジム・ロジャーズ氏に対して、対照的な見方を示すのがジャーナリストのビル・エモット氏だ。一方、日本の不安を吹き飛ばす企画が、特集「モノづくり・日本の底力」。さらに、実施が迫る「裁判員制度」へはっきりと反対を訴える作家の高村薫氏、企業の管理職が読んでも示唆に富む、野村克也監督と二宮清純氏の「ID監督論」など、一流どころの意見満載の新春号。
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今月号の目次

TOKYOファッション〈14〉
トヨタiQ
川島蓉子
11p
和の美を愉しむ〈2〉
「林和靖」谷文晁
文:田中大
17p
メガロポリス新名所〈2〉
代々木
増田悦佐
19p
日本の事件簿〈14〉
子供を犠牲にする国
高山正之
25p
巻頭の言葉
消費税10%で日本を救う法
伊藤元重
27p
特別企画・「オバマの米国」は立ち直るか
米国の再生、中国の危機
ビル・エモット
38p
WASP精神は地に堕ちた!
養老孟司〈対談〉渡部昇一
46p
もう甦らないアメリカ経済
ジム・ロジャーズ
56p
特集・モノづくり・日本の底力
トヨタ生産方式
山田日登志〈対談〉西成活裕
80p
切り拓け!電気自動車社会
清水浩
90p
独創サイエンス最前線
赤池学
98p
公益資本主義の経営へ
原丈人
104p
価格競争を超越した強さ
伊藤洋一
72p
特集Ⅱ・道州制繁栄論
北欧モデルの活かし方
財部誠一
132p
幸福度を高める道州制プラン
高橋洋一
140p
明治人を動かした福澤諭吉の批判的精神
『学問のすゝめ』と日本の伝統
李登輝
168p
いまこそ「人間の基本」を教えた江戸時代に学べ
「四書五経」素読の教育革命
田口佳史
230p
ドラッカーから塩野七生まで、「和魂和才」を育む名著
経営者の人生を変えた47冊
江坂彰
204p
話題のテーマに賛否両論!
グーグル流ビジネス
野口悠紀雄/森健
212p
働く女性の立場で考える本当の少子化対策
子育てに経済価値を認めよう
川条しか
156p
選手と一緒に喜ぶリーダーは要らない
ID監督論
野村克也〈対談〉二宮清純
176p
死刑か無罪かを三日で決めろというのか
裁判員制度は狂気の沙汰
高村薫
160p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
文化的なタバコの吸い方
山形浩生
148p
ニッポン新潮流〈科学技術〉
引用禁止のSFマンガ
竹内薫
150p
ニッポン新潮流〈経済産業〉
日銀の失政は明らか
若田部昌澄
152p
ニッポン新潮流〈国内政治〉
“道路族”が自民を壊す日
上杉隆
154p
PHPからの主張
経営理念に文言は要らない
渡邊祐介
218p
経済問題・常識の非常識②
高級車ブームにご用心
上野泰也
222p
高井戸の蛙、世相を覗く②
「芋の煮えたも」知らない総理
江上剛
220p
アルピニストの眼②
環境の環は人間の「わ」
野口健
226p
この著者に会いたい
『どこから行っても遠い町』
川上弘美/聞き手:仲俣暁生
195p
おじさんのための名作講座
夏目漱石は40代で読め
堀井憲一郎
200p
ワンポイント書評

202p
大宰相・原敬〈第26回〉
パリ書記官時代
福田和也
237p
ボイス往来
  
254p
私日記〈第110回〉
泥棒かエボラ出血熱か
曽野綾子
246p
巻末御免(290)
世界文明統一への趨勢
谷沢永一
258p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。