Voice
発売日
2009年2月10日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2009年3月号

今月号の読みどころ

 08年第4四半期で、7年ぶりの6%台成長に大減速した中国経済。現地情報に詳しい宮﨑正弘氏は、製造業を中心に続出する倒産や溢れかえる失業者など、隠されてきた危機の実態を明らかにする。さらに台湾財界のトップ・黄茂雄氏は投資資金が海外流出を始めたと述べ、4兆元の景気対策は地方政府の汚職で泡と消えると、青木直人氏は洞察する。そして中西輝政氏は、清朝以来の中国経済の盛衰を分析し、再生か没落かを読み解く。日本企業と深い関係にある中国の“今とこれから”が良くわかる特集号。
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今月号の目次

TOKYOファッション〈15〉
マーズ・ザ・サロン
川島蓉子
11p
和の美を愉しむ〈3〉
「蘭亭曲水図」冨田渓仙
文:田中大
17p
メガロポリス新名所〈3〉
東池袋
増田悦佐
19p
日本の事件簿〈15〉
パチンコをやめろ
高山正之
25p
巻頭の言葉
ドル暴落説の虚実
伊藤元重
27p
時代を拓く力
日本語は奇跡の言葉
水村美苗/取材・構成:尾崎真理子
30p
特集・中国経済・隠された危機
歴史に潰される中国
中西輝政
40p
米中・共倒れの時代
日下公人〈対談〉高山正之
64p
失業者は4250万人!?
宮崎正弘
55p
「貸し渋り倒産」の嵐
富坂聰
88p
4兆元の対策は腐敗で消える
青木直人
94p
台湾財界人が知る実情
黄茂雄
76p
日本企業よ、儲けを逃すな
武者陵司
80p



自民党分解のシナリオ
与謝野の裏切り、財務省の罠
長谷川幸洋
144p
経済危機“不感症”の永田町を打倒せよ
政治を国民の手に取り戻す
渡辺喜美〈対談〉江田憲司
134p
特集Ⅱ・円高は日本の追い風
シミュレーション 1ドル70円台の日本経済
三橋貴明
100p
経営力は強化できる
佐山展生
118p
為替不安が吹き飛ぶ成長戦略
ロバート・フェルドマン
110p



変革できない人事と「左旋回」の行く末
オバマへの熱狂は続かない
古森義久
152p
二大危機を新しい文明づくりの原動力に変えよ
地球と人間は共に進化する
アーヴィン・ラズロ〈対談〉竹村真一
204p
穀物と豆類を中心にした日本食の伝統に戻れ
“食”を「見える化」せよ
福岡伸一〈対談〉南清貴
176p
エネルギー効率を高める塩ビサッシの活用を
熱の逃げない住宅への挑戦
坂本雄三
216p
業績向上をもたらす新たな働き方をレポート
リストラ無用! 在宅勤務のススメ
建野友保
168p
話題のテーマに賛否両論!
派遣切り
奥谷禮子/楠正憲
160p
「霞が関」裏読み日誌②
憲法に違反してまで改革潰し
高橋洋一
224p
経済問題・常識の非常識③
地銀の危機と道州制
上野泰也
228p
高井戸の蛙、世相を覗く③
中国人に笑われてしまう!
江上剛
226p
アルピニストの眼③
橋龍さんに託されたピッケル
野口健
232p
PHPからの主張
経済学が大不況の原因
坂本慎一
222p
ニッポン新潮流〈スポーツ〉
「小さな大打者」の秘密
二宮清純
124p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
科学を好むオバマ大統領
山形浩生
126p
ニッポン新潮流〈科学技術〉
路頭に迷う博士たち
竹内薫
128p
ニッポン新潮流〈経済産業〉
民主党で大恐慌?
若田部昌澄
130p
ニッポン新潮流〈国内政治〉
麻生首相の論理矛盾
上杉隆
132p
この著者に会いたい
『ほんとうのエネルギー問題』
池田清彦/聞き手:仲俣暁生
195p
ワンポイント書評

202p
おじさんのための名作講座
ドストエフスキーよりトルストイを読もう
堀井憲一郎
200p
大宰相・原敬〈第27回〉
代理公使
福田和也
236p
私日記〈第111回〉
カサ・ノヴァの誠実
曽野綾子
246p
ボイス往来
  
254p
巻末御免(291)
地震予知は不可能である
谷沢永一
258p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。