Voice
発売日
2009年3月10日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2009年4月号

今月号の読みどころ

 製造業を中心にリストラが本格化している。しかし雇用を維持し、危機を乗り切ることは不可能なのか。伊藤忠の丹羽宇一郎会長と経営学者・伊丹敬之氏は、「まずは経営者・幹部社員が給与カットし、安易に一般社員のクビを斬るな」と主張する。産業再生の実務家・冨山和彦氏は、「40代前半までのコア人材を守るため、団塊世代は自ら犠牲を払え」と喝破。一方、経営コンサルタントの堀紘一氏は、リストラされにくい“プロ人材”になるノウハウを伝授する。リストラ問題の解決策を、斬新かつ多角的に提示する特集。
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今月号の目次

TOKYOファッション〈16〉
須藤玲子
川島蓉子
11p
和の美を愉しむ〈4〉
「大和こゝろ」跡見玉枝
文:田中大
17p
メガロポリス新名所〈4〉
大岡山
増田悦佐
19p
日本の事件簿〈16〉
つくりごとの格差
高山正之
23p
「電気」は何処へ〈11〉
風力発電
二見喜章
25p
巻頭の言葉
アジアに広げる円高メリット
伊藤元重
31p
時代を拓く力
日本人音楽家の“壁”
広上淳一/取材・構成:松本良一
34p
特集・リストラ不要論
人を大事にする経営
丹羽宇一郎〈対談〉伊丹敬之
44p
給与カットで人材を守れ
冨山和彦
54p
労働組合は社員の敵
城繁幸
62p
若者が辞めない会社
高橋俊介
86p
派遣禁止で弱者は窮地に
藤沢久美
92p
北欧型「転職安心」社会を
中谷巌
70p
雇用危機・サバイバル術
堀紘一
78p



“給料半減”時代の経済学
高橋洋一
132p
特集Ⅱ・正気に返れ!日本政治
まず議員・官僚が身を切れ!
渡辺喜美
98p
「悪法」推進議員は誰だ!
八木秀次/花岡信昭/百地章
110p
官僚内閣制の終焉
屋山太郎
104p



消費税3%減税で内需拡大
江口克彦
148p
円高でも勝つ日本企業
西村晃
216p
話題のテーマに賛否両論!
オバマ政権はリベラルか
潮匡人/加藤祐子
222p
[ 新連載 ] 創業の極意〈1〉
AOKIホールディングス社長 青木擴憲
堺屋太一
168p
カリフォルニアが独立する日
日下公人〈対談〉高山正之
156p
先人の教えで地方は甦る
鈴木淳雄/横尾俊彦/横田耕一
183p
『資本主義はなぜ自壊したのか』と憂国の熱情
谷沢永一
208p
小泉改革批判への大反論
猪瀬直樹
142p
経済問題・常識の非常識④
ミステリーのなかの大恐慌
上野泰也
232p
高井戸の蛙、世相を覗く④
小泉・竹中路線は悪か
江上剛
230p
アルピニストの眼④
体内も綺麗に掃除しよう
野口健
236p
ニッポン新潮流〈スポーツ〉
登場!右の松井秀喜
二宮清純
122p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
食糧危機はヨタ話
山形浩生
124p
ニッポン新潮流〈科学技術〉
萌える最新物理学
竹内薫
126p
ニッポン新潮流〈経済産業〉
政府通貨は見事な政策
若田部昌澄
128p
ニッポン新潮流〈国内政治〉
清和研・自壊への道
上杉隆
130p
この著者に会いたい
『手』
山崎ナオコーラ/聞き手:仲俣暁生
199p
おじさんのための名作講座
谷崎潤一郎は一生読める
堀井憲一郎
204p
ワンポイント書評

206p
大宰相・原敬〈第28回〉
来訪者たち
福田和也
240p
私日記〈第112回〉
観劇は体力か
曽野綾子
250p
ボイス往来
  
258p
巻末御免(292)
環境問題に騙されるな
谷沢永一
262p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。