Voice
発売日
2009年10月10日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2009年11月号

今月号の読みどころ

これから半年、鳩山政権下で日本経済はどうなるか。マニフェストの政策で、景気は上昇気流に乗るか。エコノミスト7人は一様に、「Co2の25%削減」「高速道路無料化」「派遣禁止」などの経済政策を「景気を冷やす危険がある」と警告。さらに財界トップの桜井正光氏は“規制強化に走らず、企業活動の自由度をもっと上げよ”と苦言を呈す。気鋭の経済学者・飯田泰之氏は、予算を見直しても、政策実現には財源が20兆円不足すると試算。これらの分析の後、堺屋太一氏は“民主党がマニフェストを棄て豹変すれば、明治維新に匹敵する大変革を実現できる”とエールを送るのである。
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今月号の目次

TOKYOファッション〈23〉
iida
川島蓉子
11p
和の美を愉しむ〈11〉
「高台寺の萩」池田遥邨
文:田中大
16p
メガロポリス新名所〈11〉
二子玉川
増田悦佐
19p
日本の事件簿〈23〉
ふんぞり返る老人たち
高山正之
25p
巻頭の言葉
「日本航空」問題は氷山の一角
伊藤元重
27p
時代を拓く力
自然の光を取り込む建築
伊東豊雄/取材・構成:川島蓉子
30p
特集:景気回復できるか鳩山政権
この秋、日本を襲う大問題
松本大〈対談〉冨山和彦
40p
「財源不足20兆円」解決法
飯田泰之
84p
日本経済を壊す7つの危険

56p
①企業の日本離れが加速する
財部誠一
57p
②家計を36万円痛める「CO2削減」
北村慶
61p
③「派遣禁止」による失業率10%
池田信夫
65p
④消費を冷やす「最低賃金千円」
藤沢久美
68p
⑤戸別補償、黒字農家は廃業に
浅川芳裕
72p
⑥「高速無料化」効果の大間違い
増田悦佐
76p
⑦「郵政見直し」で銀行は連鎖倒産
宮尾攻
80p
経済界が望む三大成長戦略
桜井正光
50p
明治維新に重ねて政権交代を考える
民主党よ、豹変せよ!
堺屋太一
128p
特集Ⅱ:「エコ製造業」繁栄論
太陽電池戦争
伊藤洋一
90p
米国で沸き上がる環境新技術
飯田哲也
112p
鉄道はなぜ輸出産業になったか
片山修
104p
走行距離2倍! 超・電気自動車の時代
清水浩
98p
鳩山首相に贈る「一〇〇万都市」大改造計画
爆発的に経済成長する法
大前研一
136p
品質向上を図る「日本食品安全性推進本部」の設立を
日本の食品が世界ブランドになる日
貝原俊民
178p
競争力の原点④
“課長力”の磨き方
遠藤功
204p
NTTドコモ、サントリー……内需型産業の大転換
海外に賭ける日本企業30社
武者陵司
152p
大アジア主義者の夢と蹉跌〈第4回〉
南京占領
田原総一朗
215p
話題のテーマに賛否両論!
脳科学は万能か
苫米地英人/河野哲也
170p
貧乏を笑い飛ばす不思議な社会
大人の智恵は江戸がお手本
養老孟司〈対談〉徳川恒孝
160p
経済問題・常識の非常識⑨
投機は市場の「必要悪」
上野泰也
230p
高井戸の蛙、世相を覗く⑪
日本は小泉時代に戻った
江上剛
228p
アルピニストの眼⑪
気迫で実現したご遺骨の帰還
野口健
234p
PHP総合研究所からの主張
教育委員会廃止、機は熟した
亀田徹
184p
ニッポン新潮流〈スポーツ〉
イチローの大失敗
二宮清純
118p
ニッポン新潮流〈生活社会〉
民主党こそ“官僚丸投げ”
山形浩生
120p
ニッポン新潮流〈科学技術〉
理系思考な鳩山総理
竹内薫
122p
ニッポン新潮流〈経済産業〉
国家戦略局は役に立つ?
若田部昌澄
124p
ニッポン新潮流〈国内政治〉
五十五年目の悲願達成へ
上杉隆
126p
この著者に会いたい
『鷺と雪』
北村薫/聞き手:仲俣暁生
195p
おじさんのための名作講座
松本清張と司馬遼太郎
堀井憲一郎
200p
ワンポイント書評

202p
大宰相・原敬〈第35回〉
条約改正
福田和也
238p
ボイス往来
  
254p
私日記〈第119回〉
迫真の現在形
曽野綾子
246p
巻末御免(299)
均衡
谷沢永一
258p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。