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Voice 2010年1月号
今月号の読みどころ
最悪期を脱した日本企業。復活を加速させるには何をすべきか。特集ではそのヒントを存分に披露する。まず、ソニーの会長兼社長ハワード・ストリンガー氏が登場。〝アップルを凌駕するソニーの強み〟を縦横無尽に語り尽くす。一方、自動車、電機、金融、流通、飲料など7大業界の「強い企業と苦戦する企業」を、第一線のアナリスト達が分析。さらにジャーナリストのビル・エモット氏は、「知識サービス産業が勃興する日本」という近未来図を描き出す。最後に、伊藤忠の丹羽宇一郎会長と経済学者・伊藤元重氏による〝2010年の経済予測〟は、ビジネス戦略立案に大いに役立つであろう。
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今月号の目次
クールジャパン次代の旗手〈1〉 アレクサンダー・ゲルマン |
川島蓉子 |
11p |
和の美を愉しむ〈13〉 「福禄寿」与謝蕪村 |
文:田中大 |
16p |
日本の事件簿〈25〉 捜査はパズル |
高山正之 |
21p |
巻頭の言葉 デフレは2011年まで続く? |
若田部昌澄 |
25p |
時代を拓く力 生命保険料は半額にできる |
岩瀬大輔/取材・構成:藤沢久美 |
28p |
特集:2010年の日本企業 どうすれば勝ち残れるか
アップルを凌駕するソニーの強み |
ハワード・ストリンガー/聞き手:片山修 |
38p |
7大業界 強い企業・苦戦する企業 |
46p |
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①トヨタの優位を脅かすIBM |
川原英司 |
47p |
②「太陽光トップ3」に挑むシャープ |
飯田哲也 |
51p |
③パナソニックvsサムスンの死闘 |
大河原克行 |
55p |
④三井物産・インフラ事業への大勝負 |
片山修 |
59p |
⑤野村と三菱UFJ―海外戦略の明暗 |
倉都康行 |
62p |
⑥H&Mに負けないユニクロの武器 |
西村晃 |
66p |
⑦中国市場を攻略するサントリー |
永井隆 |
71p |
商社マン座談会 三大ビジネス・勝機の掴み方 |
柴田明夫/藤山和彦/三輪裕範 |
94p |
知識サービス産業で成長する日本 |
ビル・エモット |
75p |
これから1年 景気はどうなる |
丹羽宇一郎〈対談〉伊藤元重 |
104p |
特集Ⅱ:米中“急接近”時代の日本
一人芝居の鳩山「反米」政権 |
中西輝政 |
113p |
オバマ訪日 密室で処理された経済問題 |
関岡英之 |
124p |
北京会議で埋まらなかった溝 |
石平 |
130p |
近衛文麿内閣の教訓 |
田原総一朗/井上寿一/庄司潤一郎 |
138p |
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20年後を見据えた隣国にどう対するか “中国のしたたかさ”を知る20冊 |
櫻井よし子〈対談〉富坂聰 |
158p |
話題のテーマに賛否両論! 子ども手当 |
山谷えり子/翁百合 |
168p |
佐藤輝英/高島宏平/諸藤周平 30代経営者3人が語る 「消費力」発掘の新手法 |
藤沢久美 |
204p |
第18回山本七平賞発表 |
230p |
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ずば抜けた創造性をもつ文化の力 日本の職人芸を世界ブランドに |
茂木健一郎〈対談〉アレクサンダー・ゲルマン |
194p |
新連載 世の流行にひとこと言わせて!① 「ガールズ農場」の甘いトマト |
さかもと未明 |
216p |
新連載 データで斬る“俗論・通説”① 「円高で内需拡大」の嘘 |
飯田泰之 |
222p |
新連載 平成始末① 日米同盟の余裕 |
山折哲雄 |
256p |
経済問題・常識の非常識⑩ “ドル”は中国の不良債権 |
上野泰成 |
224p |
高井戸の蛙、世相を覗く⑬ 鳩山政権の「学級崩壊」 |
江上剛 |
228p |
ニッポン新潮流〈医療健康〉 不安に苛立つ医師たち |
久坂部羊 |
148p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 亀井氏の正しい日銀批判 |
山形浩生 |
148p |
ニッポン新潮流〈情報文明〉 ネット選挙で政治家消滅? |
山本一郎 |
148p |
ニッポン新潮流〈国内政治〉 事業仕分けは効果大 |
上杉隆 |
148p |
ニッポン新潮流〈科学技術〉 「文系バカ」の仕分け人 |
竹内薫 |
148p |
この著者に会いたい 『徳の国富論』 |
加瀬英明/聞き手:仲俣暁生 |
176p |
ワンポイント書評 |
176p |
|
おじさんのための名作講座 透徹した女性性をもつ三人の作家 |
堀井憲一郎 |
176p |
大宰相・原敬〈第37回〉 三国干渉 |
福田和也 |
244p |
ボイス往来 |
|
253p |
私日記〈第121回〉 株主様はお一人 |
曽野綾子 |
236p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。