Voice
発売日
2011年12月10日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2012年1月号

今月号の読みどころ

東日本大震災、歴史的円高、世界的金融危機……わが国にとって、2011年は受難の年でした。しかし、誰しも経験していない未知の領域で悪戦苦闘するなか、混迷の先にある新時代の価値観を真っ先に打ち出せる国、それが日本なのかもしれません。いまこそ「課題先進国」から「課題“解決”先進国」へ――今月は「課題先進国・日本に世界が学ぶ時代」と題し、経営、金融、社会、情報、教育、復興の6分野を核に、そのストーリーを語る総力特集です。もう1本の特集は、「『大阪維新』の真価を問う」。橋下改革の先にこの国の“新しいかたち”はあるのか、徹底議論しました。今月も、知的議論をご堪能ください。
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今月号の目次

【総力特集】課題先進国 日本に世界が学ぶ時代
「グリーン」と「シルバー」で世界を導け
小宮山 宏
50p
燃えるような「向学心」が爆発する日は近い
茂木健一郎
60p
「尖った会社」に凝縮された日本の強み
楠木 建
65p
“世界経済を救える”邦銀の侮れない実力
倉都康行
70p
デジタル社会と日本文化の相性は抜群だ
猪子寿之
75p
介護保険制度は超高齢社会の救世主
上野千鶴子
80p
成長産業の「モデル地区」宮城の可能性
村井嘉浩
85p
野田総理よ、常在戦場の覚悟を貫け
中曽根康弘
90p
「TPP参加」賛成派からの警告
長谷川幸洋
146p



【特集】「大阪維新」の真価を問う
“橋下改革”こそ日本の救い
堺屋太一
112p
浪速の「ヤンキー好き」はいつまで続くか
斎藤 環
128p
いまこそ都道府県の枠組みを考え直せ
中田 宏
120p
野田総理と松下幸之助、知られざる秘話
金子一也
199p



東日本大震災の経験は活かされたか
タイ洪水、日本企業かく戦えり
夏目幸明
160p
日本のエネルギー戦略へ向けたグランドデザイン
アジア大洋州電力網を構築せよ
増田寛也
154p
司法制度改革の「後退」を許すな
横田由美子
192p
発表!第二十回山本七平賞
加藤康男
176p
座談会
震災後、結婚観はどう変わったか
香山リカ/白河桃子/飯田泰之
166p
独占手記
オリンパス問題の真実
M・ウッドフォード
138p
時代を拓くコンセプト
「日本のビジネスマンには教養が足りない」
丸谷才一/聞き手:尾崎真理子
26p
この著者に会いたい!
「日本の『閉塞感』がフィリピンに人を押し出すんです」
水谷竹秀
100p
彦にゃんの憂国ついーと〈13〉
世界共和国
島田雅彦
36p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈国内政治〉
政治論壇の刷新に必要なこと
菅原 琢
40p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉
オウム事件に「なぜ」はいらない
山形浩生
42p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈科学医療〉
訪問看護を地域再生の原動力に
最相葉月
44p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈スポーツ〉
エールに「国境」はない
杉山茂樹
46p
世の流行にひとこと言わせて!〈22〉
親孝行って難しい
さかもと未明
106p
海堂尊、医療最前線をゆく〈9〉
生殖医療
海堂 尊
212p
巻頭の言葉〈新〉
TPPに国民が向き合う補助線
橋爪大三郎
23p
ジャーナリスト休業宣言〈終〉
自由報道協会の役割
上杉 隆
218p
仲代達矢が語る「昭和映画史」〈5〉
「仏の喜八」と過ごした日々
春日太一
228p
大宰相・原敬〈第61回〉
大嘗祭
福田和也
238p
私日記〈第145回〉
オーバーの記憶
曽野綾子
246p
平成始末〈第25回〉
福島原発行動隊
山折哲雄
254p
クールジャパン・次代の旗手〈25〉
[福光松太郎]
川島蓉子
7p
語り継ぎたい「モノがたり」〈13〉
マフラー
村上陽一
10p
「凛たる女性」の肖像〈13〉
紺野美沙子
撮影/遠藤 宏
13p
Killerフレーズ
時代を斬る!論点

1p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

136p
Voiceステージ
編集者の観劇メモ

137p
Voiceブックス
編集者の読書日記

208p
Voiceレター
読者の感想&意見

210p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。