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Voice 2013年6月号
今月号の読みどころ
新興国に流れていたお金が、先進国に向かいはじめた。しかし、その先はどうなるのか。総力特集では「お金の流れがまた変わる」と題した。大前研一氏は「世界のマネーは米国をめざす」と読む。日本もこのまま無策だと、世界のお金がすぐに逃げてしまうとも。一方、武者陵司氏は「日経平均3万円、4万円も夢ではない」と大胆予想。信じるか、信じないかは読者次第。第二特集では日高義樹氏が、オバマ政権の北朝鮮への弱腰姿勢が日本の安全保障を脅かすと警鐘を鳴らす。また、「エネルギー日露同盟」の必要性を説くのは藤和彦氏。日露首脳会談の背景もよくわかる。今月号で一押しなのが伊集院静氏へのインタビュー。松井秀喜氏への想いを語るとともに、プロの仕事とは何かを教えてくれる。若い人たちにぜひ読んでいただきたい。
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今月号の目次
総力特集:お金の流れがまた変わる
特別論考 世界のマネーは米国をめざす |
大前研一 |
40p |
日経平均四万円も夢ではない |
武者陵司 |
52p |
「東京特区」が日本経済の景色を変える |
竹中平蔵 |
60p |
ユーロが強い通貨であり続ける理由 |
ローランド・ベルガー |
70p |
緊急対談 「第三の矢」を放つ三つの改革案 |
[対談]三木谷浩史/田原総一朗 |
76p |
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独占インタビュー 安倍総理の「過去の失敗」は名誉の勲章だ |
シーナ・アイエンガー/取材・構成:大野和基 |
126p |
特集:米中リスクが日本を襲う
弱腰オバマ政権が北朝鮮に屈する日 |
日高義樹 |
88p |
日米資源同盟で中国と対峙せよ |
[対談]櫻井よしこ/山田吉彦 |
98p |
鳥インフル騒動は共産党体制の政治的疾患 |
福島香織 |
110p |
いまこそ「エネルギー日露同盟」を結べ |
藤 和彦 |
118p |
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仲代達矢が語る「昭和映画史」番外編 |
春日太一 |
134p |
一票の格差「違憲」は横暴な権力行使 |
小浜逸郎 |
142p |
隣国の軍艦は日本版NSCで対処せよ |
吉田 真 |
150p |
東南アジアにシフトする企業の成功法則 |
津田倫男 |
158p |
“話題の本”の著者が語る! 『外務省の罪を問う』 |
杉原誠四郎 |
166p |
免疫力を高める中高年の秘密兵器 |
奥村 康 |
185p |
巻頭インタビュー 松井秀喜がメジャーにいない春 |
伊集院静/聞き手:木村俊介 |
20p |
この著者に会いたい 「いつの時代も女の人は、明日のことだけを考えて生きてきた、と思ったのです」 |
窪 美澄/聞き手:仲俣暁生 |
170p |
「ニッポン新潮流」〈国内政治〉 なぜ選挙制度改革論議は空疎なのか |
菅原 琢 |
30p |
「ニッポン新潮流」〈経済政策〉 「リフレは不自然」論の裏にあるもの |
飯田泰之 |
32p |
「ニッポン新潮流」〈生活社会〉 ボストン爆弾事件とネット神学者たち |
山形浩生 |
34p |
「ニッポン新潮流」〈科学医療〉 知られざる精神科病院の保護室 |
最相葉月 |
36p |
「ニッポン新潮流」〈スポーツ〉 高校野球で見えた「狡い」メディアの姿 |
杉山茂樹 |
38p |
「日本が好き」といえる時代〈第2回〉 百年殺しの刑にかけられた日本 |
竹田恒泰 |
191p |
絶対貧困と相対貧困〈第2回〉 「住所不定者への転落」が意味するもの |
石井光太 |
204p |
汝の隣人を愛せ〈第6回〉 煮詰まった資本主義 |
島田雅彦 |
214p |
海堂尊、医療最前線をゆく〈26〉 法医学領域のAi第一人者 |
海堂 尊 |
220p |
巻頭の言葉〈6〉 チャーチルと「アラビアのロレンス」 |
山内昌之 |
17p |
オックスフォード留学記〈第14回〉 英国でおかあさんになる |
彬子女王 |
226p |
私日記〈第162回〉 ハマグリの意地悪 |
曽野綾子 |
232p |
平成始末〈第42回〉 備えあれば憂いなし |
山折哲雄 |
248p |
友<アート>を訪ねて〈5〉 [パウル・クレー] |
原田マハ |
8p |
凛たる女性〈30〉 柿沢安耶 |
撮影/遠藤 宏 |
11p |
Killerフレーズ 時代を斬る!論点 |
1p |
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Voiceブックス 編集者の読書日記 |
240p |
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Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
242p |
|
Voiceステージ 編集者の観劇メモ |
243p |
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Voiceレター 読者の感想&意見 |
244p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。