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詳細情報

[1〜5歳]

子どもの成長に合わせた言葉かけ

お母さんのひと言で子どもは変わる
子どもの成長に合っていないと、お母さんのイイ言葉も心のこもった注意も子どもには伝わらない! 年齢ごとの心身の状態とその時期に効果的な言葉かけを、事例を交えて解説しています。
著者(肩書)
中垣俊子《コルネット主宰》
主な著作
『子どもとの信頼関係をきずく言葉がけトレーニング』(学事出版)
税込価格 1,260円 (本体価格:1,200円)
対象 1〜5歳の子どもの保護者
頁数/仕様
224ページ / 縦:19cm 横:13cm
初版
2009年12月
解説

 お母さんは宝物です。子どもたちが育つには、お母さんをしてくれる人がいなくてはなりません。
それだけに、お母さんは大変。
 だから、お母さんには、相談できる人・手助けしてくれる人・味方になってくれる人が必要です。
この本の言葉かけを実践するにも、そうした三者がいてくれるに越したことはありません。どうぞ、
自分一人で頑張らないで、助けを求めてください。子育ての責任は、お母さんが一人で背負うもの
ではありません。大人全員で責任を引き受けて、助け合うのが子育てです。

 お母さんにも得意と不得意があります。私は相談室をやっていて、そんなふうに感じます。
 赤ちゃんや小さい子とふれあうのが得意なお母さんは、思春期の子とのつきあいが苦手な方が
多いようです。幼いときは、距離が近くて子どもを身近に感じられたのに、大きくなると、親と距離を
とるようになって寂しいという言葉を耳にします。一方で、子どもが小さいときは途方にくれたという
お母さんは、思春期になった子どもとのつきあいが割合に得意なようです。

 また、子どもをほめたり認めたりするのが上手なお母さんは、これ以上は「ダメ」を設ける限界設
定について、きつくて厳しいと感じるようですし、限界設定が上手なお母さんは、子どもをほめたり
認めたりする言葉かけを『わざわざそんなこと言うの?』『甘ったるくて言いにくい』と感じることが
あるようです。
 この本は、幼い子どもとのつきあいが苦手なお母さん、そして限界設定やほめ言葉のどちらかが
苦手なお母さんにこそ、役立てていただきたいと願っています。

 お母さんだからって、みんながみんな上手に赤ちゃんをあやせるわけではありません。お母さんだ
からって完璧なはずがないんです。だから、お母さんという立派な台に乗って子どもを教え導くとい
うよりも、先輩の一人として子どもに大切なことを伝える、それが子育てではないかなと感じます。

 この本では、お母さんの思いを子どもに伝える言葉かけを紹介しています。丁寧で、明確で、失礼
のない言葉で、あるときは子どもの心を労り、あるときは子どもを認め、またあるときはそれはダメ
だと伝えていきましょう。それによって、私たちの愛しい後輩たちは、逞しくしなやかに成長していっ
てくれることでしょう。

                                              (「はじめに」より)

目次

【序 章】すべての子どもたちに伝えたい
 ◆「えらいね」の使いすぎに注意
 ◆子どもを勇気づける言葉かけ
  1.大切な三つの言葉「ありがとう・うれしい・助かった」
  2.子どもの行動をそのまま言葉にする
  3.子どもの気持ちや思いを代弁する

【第1章】何でも初めて! 「一歳児」への言葉かけ〜指さしが始まったら〜
 ◆一歳児はこんな感じ
 ◆一歳代に大切な言葉かけ
  1.楽しい! 話す楽しさを感じるとき
  2.できた! できる喜びに共感
  3.興味津々! できることはやりたいのが人情
  4.やったぁ! 昨日とはちがう子どもたち
  5.ダメ! いけないことには顔と言葉で「ダメ」
 ◆成長をうながす言葉のやりとり
  1.一人の“自分”になる援助
     離れたいけど不安がある/お母さんは安全地帯でいてあげる
  2.子どものケンカ
     子どものケンカと親同士の関わり/危ないときはイエローカード&退場/
     チョウダイ&ドーゾの練習
  3.ちょっと気になる行動「ダダこね」
     ダダこねからの立ち直りを援助する
 ◆一歳代の子をもつお母さんへ
  一歳代の言葉かけポイント

【第2章】小さな科学者! 「二歳児」への言葉かけ〜「イヤ」が始まったら〜
 ◆二歳児はこんな感じ
 ◆二歳代に大切な言葉かけ
  1.小さな科学者たちへ
  2.「ちょっとむずかしめ」が大好き
  3.子どもの一人遊びを大切に
  4.察しの悪いお母さんが子どもの言葉を伸ばす
 ◆成長をうながす言葉のやりとり
  1.一人の“自分”になる援助
     ママと離れても平気だね
  2.トイレトレーニング
     ゆったり構えて待ちましょう/罪悪感を与えない言葉かけ/こっちのほうが気持ちいいね
  3.子どものケンカ
     見たて遊びの始まり/「見たてた」からには貸せない/
     親の代弁がコミュニケーションを助ける/言葉のダメで思い出させる/ごめんなさいは?
  4.ちょっと気になる行動「イヤイヤ」
     イヤイヤは科学者としてのこだわり?/どっちにする?/
     遊びを提案/ダダこねになったら静観
 ◆二歳代の子をもつお母さんへ
  二歳代の言葉かけポイント

【第3章】一緒が大好き! 「三歳児」への言葉かけ〜「なんで」が始まったら〜
 ◆三歳児はこんな感じ
 ◆三歳代に大切な言葉かけ
  1.一緒だね
  2.形容詞を使った言葉かけ
  3.お友だちの様子をきく
  4.言葉数を増やす
 ◆成長をうながす言葉のやりとり
  1.なんで? どうして? には
     本当に理由が知りたい場合/異をとなえたい場合/相手をしてほしい場合/
     お母さんは『なぜ?』を使おう
  2.約束を使った躾の始まり
    “お約束”の練習をしよう/なぜその約束が必要なのか/約束は社会のルールの始まり/
     厳しさは愛とともに/約束を思い出せるように/約束は必ず実行/約束を守れる工夫
  3.子どものケンカ
     言いつけにのらない/「入れて」はむずかしい/新しい遊びなら一緒に遊べる
  4.ちょっと気になる行動「赤ちゃん返り」
     弟や妹ができた/甘えは自立の栄養
 ◆三歳代の子をもつお母さんへ
  三歳代の言葉かけポイント

【第4章】考える人!「四歳児」への言葉かけ〜「だって」が始まったら〜
 ◆四歳児はこんな感じ
 ◆四歳代に大切な言葉かけ
  1.独り言はそっとしておく
  2.説明は急がせない
  3.ゆっくりと聞くには
  4.興味をもって話をきく
 ◆成長をうながす言葉のやりとり
  1.生意気な反論には
     素直に「ハイ」と言わない子どもたち/言ったことの責任を引き受ける
  2.自信を支える
     真ん中がわかる/順位がわかると自信も上下する/自信がないときの子どもたち/
     「うまくできない」から「私はできる」へ
  3.子どものケンカ
     強い子と弱い子が明確に/弱い子の相談にのる/強い子と話し合う
  4.ちょっと気になる行動「ふざけ」
     大人を怒らせて喜ぶ/面白いことはやらずにいられない
 ◆四歳代の子をもつお母さんへ
  四歳代の言葉かけポイント

【第5章】仲間を思う!「五歳児」への言葉かけ〜うそが始まったら〜
 ◆五歳児はこんな感じ
 ◆五歳代に大切な言葉かけ
  1.共同作業の始まり
  2.おかげで〜だったわ
  3.お願いは「ありがとう」の機会を増やす
  4.断わられてあげることの大切さ
  5.役割を引き受けられる
  6.仲間を応援・援助する意識をそだてる
  7.当番や係をつくる
 ◆成長をうながす言葉のやりとり
  1.見通しを立てる
     「だんだん」がわかる/見通しを立てながら話し合
  2.ウソへの対処
     保身のためのウソ/夢を語るウソ
  3.子どものケンカ
     ルールを勝手につくる/相手を侮辱する/子どもに対して失礼のない言葉を使う/
     理由を聞いて叱る
  4.ちょっと気になる行動「物を使った駆け引き」
     子どもの気持ちを汲みとる
 ◆五歳代の子をもつお母さんへ
 ◆五歳代の言葉かけポイント

【終 章】子どもが何歳になっても大切なこと
 ◆子どもに身につけてほしい三つのこと
  1.勇気(心の力)
  2.能力(考える力)
  3.意識(価値の物差し)
 ◆思春期にも通じる子育ての基本
 ◆子どもの心に真の勇気をはぐくむ